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【残り82日】初めての140点代に。あとは問題集をやりこむか。

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というところまで来ました。 そして、そうか、もう2ヶ月あまりしかないのかという気持ちになっています。 10月〜やってきたことは、以下の通り ①学校の授業を集中して聞く ②学校の教科書を一から読み直す ③語呂合わせを作る ④過去問を解く でした。主に②が一番メインでした。学校の授業で聞いてきたことを自分の言葉にする為には、教科書を一から「読み物として」読んでみるというのが良いだろうと思って、放射線概論や、X線解剖学や、機器工学や、MRIや、CT、核医学などの教科書を読みました。教科書が無い場合は、学校の図書館で放課後1時間くらい読んでみました。 そうすると、自分が授業で聞いて分かった気になっていたことが実は勘違いしていたり、理解が不足していたんだな、、ということが分かったのでした。 試験前に慌ててその単元のノートをひっくり返し、授業でやってた内容をおさらいする、という勉強を定期試験ではやっていたし、一種も分かんないところは解答を覚えてしまえ、という感じでやっていたのですが、国家試験の勉強の仕方は違うと自分は思います。 その先、就職してから、得た知識を活用していく必要がある訳だから、自分が勉強した内容をある程度理解し、咀嚼し、現場で同僚達と前提知識を持ってコミュニケーションをとらなければいけません。 そんな時、学校の授業のように、分からないことに対して一から教えてくれることはありません。自分で情報をとりにいき、本当にそれが正しいのかどうか、それにどんな意味があるのかを確認出来る力が必要です。 そこで、前述の勉強方法をとっていました。本を読み、その内容を咀嚼すると分かることが色々あります。そして、勉強が功を奏して、劇的に点数が上がりました。 実習明けの10月の模試では、100点でした。先週の模試は28点、それから今日の試験では42点あがりました。その間、参考書は問題集だけを買いました。あとは必要な本は図書館で借りています。 参考書は、自分が勉強した知識に抜けや漏れが無いかを確認する手段としては良いと思います。ただ、前提となる知識が不十分だなと思う時は、一から技術書を読み直すことが必要だと思います。 参考書の中でも、情報をまとめただけになっている本は、何らかの原本をまた参考にしており、まとめる際に筆者が間...

これなんだ?その2

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この枕みたいなものは、放射線治療の時に使われるものです。一体何でしょうか?? これも時間がある時に紹介したいと思います。

これなんだ?

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これは古いCTを交換した時の様子です。 どれがどれだか教科書を見ながら想像してみましょうw  時間があったら、解説をのっけていこうと思います。 他にも透視装置を交換した時、I.I.を見せてもらったことがあります。。 東芝の那須工場行ったことがあるのですが、写真撮ればよかった。

【残り89日】めどがたってきた勉強と就職戦線

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今日は、業者試験を受けてきました。結果は128/200でした。10月〜徐々にペースアップして頑張ってきた勉強ですが、成果が点数として徐々に現れました。 7割以上とれている科目もある一方で、点数の多い科目でまだまだ全然点数がとれていないので、ここ1ヶ月はそればっかりやってもいいかなと思っているくらいです。それであと20点位はとれますね。 具体的にやってきた勉強は、 ①学校の授業を集中して聞く ②学校の教科書を一から読み直す ③語呂合わせを作る ④過去問を解く ということでした。特に新たに参考書を買わず、自前の本で何とかやってきました。必要があれば、図書室にも本がおいてあるので、放課後に読んでいます。ところで、教科書を皆さんは熟読していますか?授業でいつも持ち歩いているから使った気になっている人も多いかも知れませんが、読み物として読み直すと結構知らなかったことがいっぱい書いてあります。 特に自分は今この本を読み直していますが、、思っていた以上に奥が深くて苦労しています。しかし、ちゃんと読めば読む程それだけ知識や考え方が身に付いていることを感じます。 新X線解剖学(改訂 第6版) そして、読みながら、自分は今までこういうインプットを全くおろそかにしてきたなというのを感じました。 学校になかなか機材が無い場合は、あるものを駆使して知ろうとしていくしかありません。自分はMRIのDICOMデータをstlファイルに変換して他科の先生にお願いして3DプリンタでABS樹脂の3Dモデルを作ってもらったりしましたが、臨床に即役立つ訳ではありません。 CAS(Computer Aided/Assisted Surgery)という分野で、主に整形領域で利用されているみたいです。日本で3Dプリンタで造形したリン酸カルシウム(かそれに組成のにた物質)の骨を使って、整形手術をするようになるのはいつになるでしょうか。 ちゃんとした知識を得る為には、先生のアドバイスと本が重要なんです。というか、時間的、空間的なアクセスで一番近いリソースを最大限使うのが、結局は効率が良く、授業や教科書を使えるところまで使うのがいいかな、、と思いました。 実習でお世話になった技師さんが、「 ...

国試向けに今やっている勉強について

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国試まで思うとあと3〜4ヶ月くらいしかなく、まずいなと思いつつ、他のことをやりながらダラダラやっています。。 真面目に「これをお前は勉強しなきゃダメなんだ」って義務感にすると、とたんに疲れてしまうので、遊びの要素を取り入れたり、情報を頭に入れる入口を色々考えています。 例えば、実習先の先輩がやっていたこととして、耳で聞く勉強があります。 「耳で聞いた情報は、目で見た情報より頭に残り易い」そうで、実際にそれを実践したところ、勉強がはかどったそうです。 そこで、昔もらった語呂合わせや全然読んでないプリントのたぐいを音読して、ボイスメモに残して隙間時間に聞くようにしました。 通学時間などに、教科書を開けない時などはこれを聞いていると、それだけでもある程度の勉強になることは分かりました。また、暗記知識を詰め込む時、語呂合わせや単語を覚える時にかなり使えます。 あとは、解剖学を重点的に復習しています。ある先輩技師が言っていたのは、「現場に出たら、解剖分からないと本当に苦労する」ということでした。 また、国試科目も、考える問題の場合は、解剖生理学の知識を身に付けると推測の精度が上がります。核医学や、治療、検査、画像問題等ですね。 こういった問題は、例えばアルブミンが毛細血管外へ出ない(くらい大きな粒子)で、膠質浸透圧に寄与することから、Tc-MAAの微粒子が肺の毛細血管を閉塞させることで、肺血流シンチにつながっているとか、 コロイド系がマクロファージに貪食されることから、スズコロイドが肝臓のクッパーだけでなく骨髄などにもとりこまれるとか、 Ca2+はリン酸カルシウムとして使われるか、筋肉代謝で使われるかで変わったり、(Ca2+が血液内で不足するとテタニーになる)また骨転移で、癌が骨内に出来ると、癌の代謝の為にCa2+やPO4が使われるとか、、それを利用して99mTc-HMDPという薬剤が骨シンチで使われるとか、 そういう感じで徐々につながっていくと思うのでした。 実際、基礎医学大要の国試の問題は30問近くあり、これを7割とると21点なので、他で楽が出来るし、その他の科目も出来るようになっていくと思います。 暗記分野は耳と手の両方で覚える。 あとは、辛いのに無理すると継続しない...

【残り130日】就職戦線と卒試験対策について

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ブログを見ているよ、という声をたまに聞きます。ありがとうございます。 元々は勉強した内容を自分で完全に咀嚼し、自分の言葉で伝えようということが目的でしたが、 実は技師学校の生の悩みとか声って、入学しようと思っている人達にとっては、外からみるとあまり分からないのかも知れないなと思って、その時その時で思ったり感じたりしたこと、こんな出来事があったよ、といったことを書いてみようと思うようになりました。 いかがでしょうか。。 最近だと、後者の記事が多くなってきてしまいましたが、、 さて、私達の学校では、夏休み明けから、学年が実習組と座学組の二手に分かれます。前半組が実習に1ヶ月いったあと、後半組と入れ替わります。 9月からの実習では主に核医学や放射線治療について勉強してきました。核医学では、X線画像(1mAs=1mC=熱電子1/1.602×10^16個)に比べて光子数が圧倒的に少なく(37MBq=光子3.7×10^6個)、カウントを稼ぐ必要があるということを学びました。 核医学のシステムを作った方とたまたま先日お食事する機会があったのですが、現在使われているCTでの画像処理の手法は、核医学がベースにあったのだそうです。(FBPとかOSEMとか) 治療では、ファーマ型電離箱でヘッド内散乱とファントム内散乱の関係を調べたりしました。 今週は学内でそのことについて発表します。Khanという方が書いた教科書( PDFファイル:だいぶ重いです。 )を読み直して、本当はどうだったかななどと調べています。 と、同時に就職活動も迫ってきました。学校にも病院からの求人が届いてきていて、「この病院を受けたい!見に行きたい!」という人が面接や小論文の対策を先生に添削してもらったりしています。 夏場に大学を受験して編入合格した人もいるみたいです。 2ヶ月前、8月はまだ就活とか国試とか特に考えていませんでしたが、ここに来て急に現実味を帯びてきて、気持ちがまだ落ち着きません。 卒業試験は今までの定期試験と比べ物にならないくらい難しいとか、そんな話も聞きます。12月までに完成させないと、卒業試験に間に合わないという話も聞きました。参った。 そうやって、自分達が技師として現場に出る前の最後の...

内定をとったら他の病院は断らないといけない?

一般の文系大学生だった私は、就職活動の時は数十社のエントリーし、会社説明会に行き、面接を受け、沢山落ち、1社だけ最終内定を頂きました。当時は就職氷河期と呼ばれる時期で、内定を沢山もらい有利に就活を進めている人もいれば、私のように、最後まであえいでいる人もいました。 某大手商社、製鉄会社、海運会社などに内定をもらい、最終的に商社に行った友達は、自分が受けた説明会〜面接までのプロセスを全部冊子にしてデータベース化していました。それはかなり特殊な例ですが、それくらい沢山受けて、沢山内定をもらっている事実に対してはほぼ誰も文句を言いません。 一方で、病院就職の新卒技師は母数が非常に少ないので、事情が違う様です。単願がメインで、内定したら、その病院に就職することを決めなければいけないようです。私もある大学病院の就職面接の紹介があったので、肩ならしで受けてみようかと思ったのですが、 「でも、内定したら行かないとだめだよ」と釘を刺されたことがあります。 因みに、医学部は、マッチングという制度があり、学生の入りたい病院の希望を出し、病院側がそれに答える形で採用希望者を示す制度があるようです。 薬学部は4年生で卒業する人、6年通って薬剤師の免許をとる人とまちまちです。4年で卒業する人は、普通に会社に就職します。 技師で最初からメーカーに行く人は少ないですが、いない訳ではありません。しかし、学校側であまり紹介はしないので知らない人も多いかも知れません。 面倒くさい場合は、3年生になった4月くらいから、GEやSIEMENSのように行きたいメーカーや会社があったら、早い段階で動いておくのもいいかも知れません。インターンシップもためになると思います。 人数が大きな組織、小さい組織それぞれにメリット、デメリットがあります。最後は、人間関係が上手くいっているかどうかじゃないでしょうか。だいたい見れば分かります。 専門学校だと特に社会人経験者や大卒の人など色んなバックグラウンドの人がいて、どういうキャリアプランを考えているか、色んな人がいます。身近にそういう人がいたら、是非聞いてみて下さい。

SPECTとCT画像をフュージョンできるImage Jのプラグイン

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http://sourceforge.net/projects/bifijiplugins/ というプラグインを見つけました。Image JのHPのPlugin集から見つけてきたので、変なプラグインではないと思います。 あと、全然違う海外の資料ですが、SPECT装置の精度管理に?Image Jを利用している例のようです。 http://www.med.harvard.edu/jpnm/physics/SimplfiedDeterminationofSPECTReconstructedSpatialResolution.PDF

実習を半分超しました。

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放射線治療・核医学に関する内容について、実地で学ぶ為に病院に伺っています。やはり現場で知れることが一番ためになります。 前回はポータブルでも撮影でも後ろでただ見ているしかありませんでした。無理かも知れないけど、やらせて欲しいと積極的に言った方が良かったかも知れません。撮影補助のアルバイトもごくたまにクリニックで募集していたりしますが、それ以外だとほとんど撮影を経験する場なんて無いのではないでしょうか。 現場によっては撮影に近いところまでやらせてくれるところもあると思います。 今回は、かなり作業を手伝う機会が多いです。固定具の準備から、アイソセンタの位置合わせ、寝台の準備、CTの条件設定、リニアックでの照射(人体以外)など、色々やらせてもらっています。 今つくっている発表スライドの一部だけ紹介します。先生に見てもらわないと細かい点は 分からないな。。 因みに、リニアックのMVはメガボルトなのではないかと思っていたのですが、電子銃の電圧はそんな高くないよと言われてしまいました。。 電子線の時はMeV表記ですが、X線は電子(e)が出ている訳ではないので、6MeVの熱電子から発生したX線=6MVのX線ということかなと推測しています。時間があったら、技師さんに聞いてみようと思います。。 また、後半は核医学分野を見ていくので、色々見て行こうと思います。 あと、こんなに解剖の記事挙げているくせに解剖の知識がクソだ。。 頑張らないと。

医療情報技師の試験はシステムか医療に絡んでいたらわりと解き易い。

ことが分かりました。ただいま市ヶ谷で試験を受けており、今は休憩時間中です。 10時〜16時までの長丁場です。一種と比べたら全然いけるけど、いかんせん準備が足りなかった。というか、資格試験は全て、担当業務を補完説明する内容なので、本来その仕事についている人は常識レベルで知っていなければいけないことなんですね。 だから、無理に知識だけ詰め込みたいという気にはならなかった。。というといい訳ですが。

【残り190日】テスト以外の勉強にやる気が出ないのは、技師になりたいと思っていないから。

テスト期間が全て終わり、とりあえず学校内でこなす一通りの定期試験が終りました。今のところ何とか試験にパスしている予定です。 夏休みに入ってから沢山時間があるから出来る範囲の勉強をどんどん進めようとしてきましたが、完全に夏休みぼけして、うまくいきませんでした。 テスト以外の勉強がだんだんだれていくのは、 結局その知識を使って技師として人の役に立ちたいと思っていないからなんだと思います。 学生だから、勉強していればそれでいいかのような気分になっているのはおかしい。これを使うとどんな風に人の役に立つのかについて常に想像をめぐらせる意識が大事だと思います。 クラス飲み会の幹事をよくやっている子もいますが、勉強をがつがつやっていて頭の良さやガリ勉ぶりを自慢する人よりも、よっぽどいいです。知識も必要だけど、それはきっとあとからついてくるものなんだろう。。 ということで、次回の模試は29日なので、それまでにもう一度勉強し直そうと思います。

カルシウムを巡る冒険

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Ca2+は細胞の活動において重要な役割を持っている。細胞レベルでの研究で東大の ある研究室 では、Ca2+を用いた細胞の変化を調べる研究を行っている。 Ca2+は筋肉の興奮収縮において重要な役割を果たす。刺激伝導を受けた細胞は、細胞膜内外の+と−が入れ替わる。Ca2+は 筋小胞体 に蓄積されていて、細胞内の電位が+になると、イオンチャンネルから放出され、Ca2+が引き金となってミオシンとアクチンの結合に歯止めをかけている鎖・トロポミオシンが外れる。それにより、 アクチンとミオシンが結合し、筋組織が収縮する。 収縮した後の筋肉は、ATPによって結合を解離する。 つまり、Ca2+は身体の筋肉組織の収縮には欠かせない存在になっているのだ。Ca2+が 筋肉トリガー(筆者が勝手に命名) になっている。 ところが、心筋が壊死している細胞では、Ca2+が機能していない。 イオンチャンネルもたがが外れているのか、 細胞膜のカルシウムイオン透過性が亢進する。 そして、壊死細胞内のミトコンドリアにはカルシウムが ハイドロキシアパタイト として沈着する。壊死細胞に残っているCa2+の残骸を調べる為に、 99mTc-PYP(ピロリン酸) が薬剤として用いられる。 99mTc-PYP はハイドロキシアパタイトと結合するため、壊死細胞のCa2+代謝異常を特定することが出来る。   Ca(リン酸カルシウム) と Ca2+(カルシウムイオン) の違い 甲状腺と副甲状腺の働きにより、CaとCa2+のバランスが調節される。副甲状腺はパラソル紋によって、骨のCaを血中に遊離させ、尿細管でのCaイオンの再吸収を促進する。それにより、血中のCa濃度が上昇する。 パラソルモン が過剰に分泌されると、骨軟化症、くる病に、欠乏すると血中Caが減少して神経の興奮性が異常に高まりけいれんを起こすテタニーが起きる。 甲状腺で分泌される カルシトニン は、骨の形成を促進し、尿細管でのCaの分泌を促進する。血中のCa濃度がこれによって低下する。

胆管癌の治療に技師が関わるとしたら

先日、任天堂の岩田社長が胆管癌で亡くなられました。雑誌等で、昔の写真と最近の写真を比較しましたが、最近になるにつれやつれ方がひどくなりました。 スティーブジョブズも膵臓癌で若くして亡くなる等、社会にとって大きな役割を果たして来た人が肝胆膵系の癌で亡くなった報道を聞くと、何とか避けられなかったのかと思います。 学校の教科書や参考資料を見ながら、実際の治療や検査について見ていきたいと思います。 まず、イメージとしては標的が不整形だったり、動いていて当たりにくい場合は放射線治療の有効性が低い場合が多いです。また、抗癌剤も特定の組織への集積によって癌を治療するので、通り道に出来てしまうと難しかったりします。胆管はどうだ?というと、 物質の通り道だし、ビームも当てにくいイメージ がありますね。 <検査方法> まずは腹部超音波検査を行い、肝臓内または肝外胆管が拡張しているのが発見されます。 鑑別診断や進達度評価はMRIで肝胆膵の体液の流れを可視化するMRCPやカテーテルを胆管に挿入しつつ透視と内視鏡で状況を見るERCPが挙げられます。ERCPはその場で胆石のつまりを取り除いたり、膵液を採取することも出来ますが、プロポフォールといった麻酔剤を使わないと、口から挿入して検査を行うので患者が動いてしまうことがあります。実習中後ろで支えていました。 MRCPはよく行われる検査の1つでした。フェリセルツという鉄成分の入った陰性造影剤 を飲んでもらうことで胃液の影響を無くす以外は、MRIで信号をとるだけなので、非侵襲的な検査だと言えると思います。欠損部=体液の途絶なので、そこが何らかの形で閉塞していると考えられます。 ERCPは治療や精密検査をする時に重要な検査と言えます。MRCPで肝胆膵の疾患が調べられるようになってから、ERCPの役割はむしろ上がっている様です。この段階では、IPMN(膵嚢胞性腫瘍:膵頭部に出来る。比較的緩徐に進行するので、経過観察することもある)や総胆管結石の可能性などもあります。 他にもCTや超音波によって調べる方法もあります。 <胆管癌だと分かった場合> 黄疸は初期の段階から発生するようです。 外科的に切除が可能な場合は、切除を行い必要に応じて胆道ドレナージ(ERBD)をします。 外科的切除...

1種は高校生でも受かる!

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と豪語していた某先生がおり、受からなかったらその受験生よりもレベル低いことになると思って、焦っていました。 以前学会に来られていた若手先輩が病院に勤める傍らで一種の資格をとったそうです。その人は、学校にいた時にとっておけば良かったと言っていましたが、週末の時間をかけて資格の勉強をしたそうです。 「過去問をやっておけ!過去問で傾向がつかめるから!」 というその人の教えを胸に、試験直前は過去問を解いていました。 その後どうしたかというのは こちら に書きましたが、、 3年生になって振り返ると、放射線技師の学校で勉強する全科目の範囲を学んできていても1種は難しいし、今年受けたら落ちるかも知れない、、それくらいの難しさの試験だと感じました。あと、結構直前に詰め込んだから、ほとんど忘れていて、3年生で再び勉強して思い出したことも結構あります。 例えば、関係法規は授業でも触れますが、医療法などの方が技師としては直結するので、丁寧には授業をやらないかも知れません。 障害防止法は、放射線を出す物質を海外から輸入して、トラックで運ぶ時、医療以外の施設で保管、利用する時、万一事故った時、どうするのかといったことについて書かれた法律なので、危険物を自分が仕事で使う時、どんな状況が起こりうるかを想定すると分かり易いと思います。~型輸送物とか、販売していいかどうかとか、事故ったら海上保安庁なのかどうかとか、下限数量より多いか少ないかとか、そういったことですね。 去年は物化生の傾向が変わって、「これは物化生で点がとれぬ。。。」という感じになって、焦りましたが、過去の傾向を劇的に変えるのって権威のある試験程作る側にとっては難しいのです。下手に変な問題は出せないから。なので、傾向が変わる可能性はあっても、基本は過去の問題集を極めるのがよいだろうと思います。 化学は、核種純度とか、放射化学純度とかの用語の意味の違い、溶媒の抽出法とかは全部真面目に理解するのがもちろんよいですが、間に合わない時は、過去問の傾向から何となく類推するのが良いです。 この言葉は過去問ではこれが正解だった!という記憶が大事だと思います。 生物学、物理学、管理技術は技師の勉強でも触れたことのある内容が多いので、取っ付き易いかも知れません。 自分の場合、狙い目は放射線生物学でした。 知識問題...

iCircuitで再現してみた電子回路:AC-DCコンバータ・インバータ・共振回路

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まずは、みんな大好きAC-DCコンバータ。X線装置の中でもインバータ回路を用いた装置に用いられます。交流電源の場合は、交流を直流に変換する仕組みを持っています。 赤がダイオードの出力方向です。 交流電源5V(青)が、 平滑化されている(紫)のが分かります。若干電圧降下していますね。 続きまして、インバータ回路。 インバータのいいところは直流を交流に変えるところでした。(いいちこ) 回路全体の流れは一方向(直流)になっています。直流で入ってきたのに、帰りは交流でしたっていうのは、おかしいですからね汗 Vbe,Vce,Vbcについてみていきます。 入口のトランジスタは、2.5Vより低くなっています。 Vce=緑が入口(コレクタ)から出口(エミッタ)へ流れていく電圧です。 出口側のVce(緑)は、逆に2.5Vより高い値になっています。つまり、2.5Vを境目にして、上下の流れに分かれていることが分かります。 出典: Wikipedia 緑色(Vce)がコレクタからエミッタに流れていく電流の流れです。 続いて、RLC共振型回路。コイルのLの部分が変圧器につながっているタイプで、Rが変化すると共振した時に流れる電流の値も変化します。 また、周波数が高い程出力が安定するという性質も持っています。これが本当なのかどうか見てみましょう。 電源の周波数が10Hzの時の変圧器の1次側と2次側。変則的で誤差が酷いことになっています。 100Hzだと多少安定してきましたが、山がまだぎざぎざしています。 1kHzだとだいぶ安定してきました。 100kHzに上げてみると、ほぼ方形波になっていることが分かります。 ところで、 何故か2次側の電圧の方が低くなっています。 何故だ。。? 他にはリニアックの内部にあるパルス変調回路も再現してみました。が、これもいまいち原理がよく分かりません。右に向かう程、電圧と電流の下がり具合半端ないのです。何故なのか。。 また、色々作ってみます。

粒子のふるまいを調べるソフトウェアEGS5/PHITS

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http://rcwww.kek.jp/research/egs/egs5.html EGS5というのが、粒子の振る舞いを調べる為に用いられるようです。 もう終ってしまったようなのですが、講習会もあるようです。 http://rcwww.kek.jp/egsconf/index.html EGS5の紹介とEGS5の放射線治療への適用(川崎医会誌) 自分は 産総研のHP 経由でEGS5-MPIというのを発見しましたが、Macで導入する為に 色々ターミナルを叩いてみるけど、うまくいかないエラーが続き、ちょっと止まっています。 (出典: EGS5の概要(KEK) ) こんな感じで飛跡のシミュレーションが出来るようなのです。 これは熱くないですか? もう1つPHITSというものがあります。こちらも色々なプログラムが紹介されています。 こんな感じのシミュレーションプログラムが沢山あるのです。 講習会 も全国でやっているそうなので、良かったらいかがでしょうか? 昨年、名大へ編入された先輩がfortranを用いたモンテカルロシミュレーションのプログラム等を紹介していて、面白いなと思っていました。 コンピュータは本来1と0の信号の組み合わせでデータを記録したり、保存したり、送信したりなどの処理を行うのですが、1と0の信号を人の言葉に近い形に組み替えて、所定の書き方をすれば、コンピュータが1と0の信号に変換してくれるのがプログラム言語です。fortranはその中でも数式に特化した言語でC言語よりも前からあると言われる古い言語なのです。 そして、今は医療機器を維持したり、活用するのも全部コンピュータが絡まないことないですから、ソフトウェアの造り込みって大事だと思うんですよね。というか、前から言っているけど、放射線技師の長い目での生き残り方ってそういう感じになると思うんだよな。。 入社当初から、CTやMRIのような人気の高い検査が出来るとも限らないので、自分が1人でも入っていけるとしたら、そういうところかなと思うのです。

組織荷重係数の覚え方。

エロと絡めると、わりと覚え易いことに気づいた。 組織荷重係数 0.01…わずか0.01なんて、 骨と皮だのう 〜(骨、皮膚、唾液腺、脳) 0.04… 好色な官房 長官(甲状腺・食道・肝臓・膀胱) 0.08…生殖腺 0.12… 残り は おっぱい の配位結合「 はいいけつごう 」(肺・胃・結腸・骨髄・乳房・残りの組織) 組織荷重係数は全ての組織分を足すと1になるように構成されている。 組織荷重係数×等価線量(Sv)の合計値が実効線量(Sv)である。 人体への影響はどの臓器に放射線を浴びたかによって変わってくる為、算出の仕方もそれによって変えないといけない。

Safecast ReportとJ-RIMEのレポート

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読めていないけど、読まなければいけないもの。 2011年から環境放射線の測定マッピングを行っているSafecastのReportが今年の3月に発表されました。 https://medium.com/safecast-report 英語で全文読み切れてませんが、読み応えあります。 もう1つは2011年に発足した、医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)による日本初となる医療被ばくの線量指標を示した診断参考レベル(DRLs 2015)のレポートです。 http://www.radher.jp/J-RIME/report/DRLhoukokusyo.pdf 生命をおびやかすような病気を知ることが出来るから、放射線被曝も一定レベルまでは許されるというのが医療被曝の考え方ですが、確率的影響は被曝線量が多くなればその分増えていきます。かといって、必要な情報量が得られなければ、それは不要な被曝になってしまいます。 そこで、診療に必要な線量の基準を全国レベルで考えようというのが、今回の取り組みのようです。 こちらも、きちんと見ていきたいと思います。 <参考URL> J-RIME Safecast