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9月, 2021の投稿を表示しています

PETやSPECTやりたい場合は研究所チックなところがいいかも

  https://www.tmghig.jp/hospital/department/central/radiology/pet-ctge-discovery-mi/ 前職で既にPETが何台かあるのに、PETが追加されるという話を聞きました。 多分普通の病院より、研究的な要素が多いところなので、臨床研究の一環で導入されるのかも知れません。通常PETの検査は緊急性が低いので、そんなに数は無いはずなんです。 ということは、核医学を担当するポジションは、研究よりの方のほうが合うのかも知れません。まあ、限られているんですけど。

放射線防護について:イベント紹介と昔話

こんなイベントがJSRTで紹介されてました。 https://www.jsrt.or.jp/data/news/47901/  放射線防護や管理に関しての知識は,診療放射線技師としての基幹となるものです.また,医療被ばく相談の際にはコミュニケーションスキルも必要となります.そこで,2018年度より「放射線防護セミナー」を一歩進めた「医療放射線リスクコミュニケーションセミナー」を開催しており,今回が最終の開催となります.多くの皆様のご参加をお待ちしています.なお本セミナーは新型コロナウイルスの感染拡大のため,オンラインで開催します. これ学生会員ってどんな立て付けになるんだろう。4000円は高いな。自分で調べて勉強した方が知識としては身につくのかも知れないですが、ここでしか聞けない話もあるでしょう。 鉛の防護服についてるタグを見ると0.xxxmPbなどと書かれていたりします。 前の職場の防護服、結構可愛くてピンクの花柄のやつか、緑の花柄のやつがありました。 緑をいつも着てたのですが、ごくまれにピンクを着てました・・ 使い古すと、「しわ」が入って防護の性能が下がると言われますが、きちんとチェックはしてなかったかも。 あとは、若い女性の場合に、例えば腹巻きだけの防護服を巻いて撮影することなどがありました。若い女性の場合、男性が撮影に入るとハラスメントになりかねないので、撮影室の外に出ていることが多かったです。 放射線取扱主任者の講習受けに行った時に、防護に関するとんでもなく分厚い冊子をもらった覚えがあります。もう使わないかもと思い、ブックオフに持って行ったら、二束三文で売られてしまった・・・

クラスに編入学する人って実際どれくらいいたの?

 専門学校の中では、 クラスに数人いる という感じでした。阪大に行ったり、北陸の方に行ったり、いろいろなケースがありました。 大学を受験する場合は、最終学年の夏に試験があり、結果が9月くらいに確か出ていたような覚えがあります。大学に編入できれば、あと数年は学生期間があるので、もし国家試験をパスしなかったとしても、最悪大学にいる間に受験すればよいでしょう。 僕は大学卒業後2年ほど会社勤務をしていたので、また大学入ると30歳過ぎてしまうなと思い、ストレートに病院就職しました。 病院では専門卒出身だが、年齢に応じた給与体系になっていて、結果大卒の子とトントンくらいの感じでした。 専門学校の勉強では物足りない。もう少し色々知りたいなという人は、大学に進むと良いでしょう。

キャノンのサイトにラジエーションハウスの特集ページが!

 https://jp.medical.canon/general/radiationhouse2 漫画が原作のドラマでメーカーさんが特集サイト作りますってあんま聞いたことないぞ すごいことだ、エライコッチャ https://jp.medical.canon/general/radiationhouse2_set#poster なんかほんとっぽいポスターまで作っているし↑ガチじゃん・・ 360度でCT室の中を見られるサイトまであります。小物が全部その通り感 古くなったAquillionどこかから持ってきたのかなあ。そうじゃないとかかる費用がえぐそう https://www.medical.canon/jp/radiation/radiation_01.html ちなみに、ラジエーションハウスの11巻が発売されたそうです。 過去のラジエーションハウスのドラマは FOD で見られます。

真っ当な診療放射線技師になるためには何が必要か

まず大切なのは、 「その場その場の状況に臨機応変に対応する能力」 です。 例えば、飲食店のホールはあなたは得意ですか?僕はあんまり得意じゃありませんでした。 おそらくですが、飲食店のホールが得意な人、忙しくても混乱せず対応できる人は、診療放射線技師の現場にも向いているような気がします。 もし、あなたが勉強熱心でも、この能力が足りないと現場で輝くことは難しいと思います。 次に、 「回りの仕事仲間と協力する能力」 です。僕は、何でもかんでも1人でやろうとする癖があり、それが悪い方に出てしまうことが、現場では多かったです。 なので、病院の中で、「自分が今の状況でできることは何か」を客観的に見ようとするようになりました。そして、手が足りないところへサポートに回る癖をつけました。それでも、まだまだ足りないところは多かったですが、 技師以外の仕事でも、この視点は役に立ってきたと思います。 仕事に慣れてきたら 「何を根拠にこの検査を行っているのか」 という視点が必要です。そうでないと、仕事はテキパキこなせるけど、あんまり考えてないなと思われてしまいます。 だからこそ、普段から解剖の勉強だったり、検査に関する勉強だったりが必要になると思います。 僕は、一つ目の能力が足りなかったので、とにかく頭で勝負しなきゃと思っていたのですが、結局空回りして、上手くいきませんでした。でも、一生懸命考えてよりよい撮影をしようと考えていました。 でも、やっぱり緊急事態になると僕は人より余裕がなくパニックになってしまいます。血管外漏出とか、その場で患者さんが急変してしまった場合とか、いろいろケースはあるのですが、 「これ、同じ状況になったら、本気で無理だ」と思うことが僕は何回もありました。 向き不向きはあると思います。 もし、現場が厳しいなと思っても、このブログのように経験したことを発信したり、現場以外で活躍する、ということもできると思います。 無理だなと思ったら、諦めよう。でも、諦める前に精一杯頑張ってみよう!

ポータブルでよくやってしまった再撮影パターン

ポータブルは入職1年目には必ずやるといってもよい撮影検査だと思います。 学生さんも実習行くと、1〜2年目の人と一緒にポータブル回ることもあると思います。僕も実習生と一緒にポータブル回ることもありました。 いくつか、こんなケースがあったなというのを思い出しながら書いてみます。 ①枕のビーズがもろに写ってしまった 「あれ、なんだこれ」と思ってみると、つぶつぶがいっぱい目立つ時があり、見ると枕がおいてある場所でした。体の斜位を直すために枕を使ってしまうと、こういうトラップがあります。。 ②ボタンが肺野の中に写ってしまった 実は重ね着していて、下着にもボタンがついていたというパターンもあります。 ③姿勢維持が難しく、斜位になってしまう 背中が湾曲していたり、褥瘡があって背中に硬いものを入れるのが困難な方の場合、ポジショニングにかけられる時間が短いことが多いです。二人掛かりで撮影する場合もあります。 先輩技師がなかなか1人でポータブル撮れなくて、援助に入ったこともありました。 ④身体が大きく、撮影部位が欠けてしまう 100kgを超える大きな方だったり、痩せ型で背が高い方の場合、肺野が全体的に大きい傾向にあります。カセッテぎりぎりいっぱいで、SID(撮影距離)をやや長めに取るのが良いのですが、体の大きな方だと、看護師さんと一緒に協力して、カセッテを挿入します。特に手術後のポータブルは一回チャンスのことが多いです。。 そういう時に、あてが外れないようにする空間認識のコツを見つけておく必要があります。 ⑤患者名が間違っていることに気づく 一番やってはいけないことです。インシデントになります。実習先ではCRでしたが、CRのカセッテに検査票を挟めるクリップがついているので、撮影したものは検査票を裏向きに挟み込んで持ち歩いていました。 僕はCRでポータブル行ったら、どれがどれだか分かんなくなりそうで、怖いなと思っていたのですが、入職した現場はFPDだったので、CRで撮影するときの心配はなくなりました。 その代わり、FPDはパソコンとつないで患者データをリンクさせるので、その際に患者名をミスると悲惨なことになります。。 場所によっては、リストバンドのバーコードを読んで患者データを照合させるところもありますが、入院したばかりとか、すぐリストバンドを外してしまう患者さんだとちょっとめんどくさか

ポジショニングについて

診療放射線技師になりたての頃、免許の仮登録がもらえるまでは撮影はさせてもらえません。 ポジショニングは最初苦労しました。学校でもなかなかさせてもらえなかったからです。 いくつか、まとめてみたいと思います。 ①身体は面でがっつり触った方が良い 患者さんの身体を触るのに抵抗があり、点でおっかなびっくり触ると中心が全然ずれていたりすることがあります。 特に腸骨稜は筋肉が分厚くて、ぐっと力を入れて触りに行かないと分からなくて困ることもありました。 そういう時は、面でがっつり触った方が、分かりやすいです。 ②上から骨を辿るか、下から骨を辿るか決めておく 腸骨稜を触る場合、上からたどったときと、下からたどったときで見通しが全然違う時がありました。 どちらから触るのが正確かを決めておいて、上手くいったやり方で覚えていくようにするといいと思います。 ③影を参考にする 一番最初に撮影するのは、胸部の単純撮影だと思います。ライトを当てて影から判断して、肺尖が欠けてないかをチェックしますが、けっこう人それぞれだった記憶があります。「肩の影が全て入っていれば、大丈夫」など、自分なりに影を参考にしていました。 ポータブルでも特に大事になると思います。 ④何をポイントにして中心線を定めるか、自分なりの基準をアバウトに持っておく 実際、現場では、青本で書かれているような内容を思い出しながらポジショニングするわけではないです。忙しい時は、「はい、はい、はい!」という感じで、スピーディーにやらないとさばけません。当初は、全然うまくできなくて、「とりあえず後ろについてて」みたいなことが多かったです。 スピーディーにこなすためには、その場で一目でチェックできる簡単なポイントをつかむことが大事だと思います。

サイトのリンクを更新しました。

ここ5~6年ほどでリニューアルなどで無くなったサイトもあったため、 古くなっていたリンク集を更新しました。  過去問集 https://houshasengishi.blogspot.com/p/blog-page_12.html 参考リンク https://houshasengishi.blogspot.com/p/blog-page.html 今後も更新していきますので、よろしくお願いします。

マグネット式入れ歯(フィジオマグネット)が保険収載:MRI検査に影響出そう

Twitterで見かけました  https://twitter.com/surfnet09/status/1435201625790898179?s=20 MRIに携わる皆様マグネット式入れ歯が保険収載されたそうです。3テスラだとMRA,DWIが撮像できない可能性が出てきました。問診票改変などの必要性もありそうです。RTお願い致します。 2年間病院にいるなかで、マグネット式入れ歯を見たことはなかったです。(インプラントは時々ある) 影響出るのかもしれない。 厚労省のサイト見たところ、フィジオマグネットというものらしいです。 図をみると、残っている歯根部にマグネットを装着させ、その上に入れ歯をがっちゃんこさせるタイプらしい。 https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000796056.pdf https://do.dental-plaza.com/search/item/detail/id/52270000/ 従来の磁性アタッチメントは、キーパーは磁石じゃないので、入れ歯を外してあれば、入れ歯の磁石の力に影響はないみたいですが、よく確認したほうがいいと思われます。 http://jsmad.jp/jjsmad/JMD21-1-p91-p110a.pdf

もはやDeepLearning祭りになっている

  https://www.auntminnie.com/index.aspx?sec=def こちらちらっとみたら、ほとんどの記事にAIとかDeepLearningとか書いてあって、もうそんなに進んでるのかよ、と思いました。 医療AIのさきがけ、米国Enlitic社が丸紅と組んで日本市場に進出したのが2019年。 https://www.marubeni.com/jp/news/2019/release/00002.html 僕が勤めていた3~4年前には、すでに診療放射線技師さんの間でも「AIはこれから注目したい」と言ってたのを思い出した。 このnote記事を書いたのが2018年なので。 「人工知能の好きな技師長は「それでも技師の仕事は無くならないよ」と言った。」 https://note.com/tamerepo/n/n9d80b7fe6345 なくならないんだけど、人工知能がキャッチアップしなければいけない技術領域の一つになったのは、時代だなと思った。

PET/MRIのほうがMRI検査単体よりも前立腺癌を特定できるという結果(RSNA:Radiology 8/31)

  https://pubs.rsna.org/doi/10.1148/radiol.2021204093 Diagnostic Performance of 68Ga Prostate-specific Membrane Antigen PET/MRI Compared with Multiparametric MRI for Detecting Clinically Significant Prostate Cancer (特定の前立腺癌を鑑別するさいに、マルチパラメトリックMRIと比較して、前立腺特異的膜抗原をターゲットとする68Gaを用いたPET+MRI検査の診断能がどうだったか) 感度と特異度を調べたところ、特異度に有意な差があり、感度はそれほど違いがなかったとのこと。PET+MRI検査を行うことで、偽陽性の方に生検することが減るのではないかという内容でした。 防衛医大の論文が割と前立腺癌の画像診断についてまとまっていました。 https://www.ndmc.ac.jp/wp-content/uploads/2020/08/44-2-63-70.pdf PETがもし使える+68Gaを使った検査をできるスタッフ体制がある場所なら、選択肢に入るのかもしれない。 参考リンク: https://www.auntminnie.com/index.aspx?sec=sup&sub=mol&pag=dis&ItemID=133397

AZEさんがCanonメディカルに吸収合併されていた

 全然気づかなかった・・ https://jp.medical.canon/products/healthcareIT/aze/ 2019年にプレスリリース出されてますね。 キヤノンメディカルによるAZEの吸収合併・事業統合について Canon(元東芝)ってワークステーション持ってなかったっけ、と思って調べてたところ、「Vitrea」というクロスモダリティのワークステーションがありますね。AZEは縮小傾向にあるのだろうか。 AZEから独立して起業された坂本さん(PixSpace)は、どんな気持ちで見ているのだろう。 https://www.pixspace.co.jp/

診療放射線技師→採用人事→エンジニアと渡り歩いた30代男性が語る転職活動の方法

 転職したいと思った時、何から始めたらいいか分からない方多いのではないでしょうか。 ・自分が何をやりたいか/やりたくないか ・自分が向いている(やりたい)と思う仕事ができる職場はあるのか ・条件交渉とかどうやったらいいか分からない そんな場合は、まずエージェントに話を聞きに行くのがよいです。問い合わせると無料相談してくれます。試しに、株式会社エス・エム・エスが担当している診療放射線技師求人ドットコムを見ていきます。 https://www.jinzaibank.com/hjb/ 所定の フォーム から連絡を取ると、専任のキャリアパートナーが後日メールか電話で連絡をします。そちらに対応して、「いついつの時間で転職について相談したいです」とお話しすると、相談に乗ってくれます。 サービスの流れを見ると、以下のように書いてあります。 放射線技師人材バンク」は厚生労働大臣認可の人材紹介サービスです。完全無料でご利用いただけます。 なぜ無料なのかと、このサービスは、人材を採用したい企業、医療機関などが成果報酬を支払う仕組みになっているからです。「採用が決まると、年収の~~%のお金をお支払いする」という契約形態になっています。 より、込み入った話をすると、エージェントの中にも、CA(キャリアエージェント:転職相談に乗る人)、RA(リクルートエージェント:企業の採用相談に乗る人)という二つの役割があり、大手は別々に対応している場合がありますが、同じ人が両方担当している場合もあります。 転職が成功してくれないとこの人たちも困ってしまうので、真剣に対応してくれます。ただ、転職を斡旋する立場はあるので、最後にどうしたいかは、自分でよく考えた方が良いと思います。 そういえば、転職サービスのサイトにたまたま、まとめられてましたw http://jobthrough.com/rt/contents/oyakudachi/blog_rt 自分にあったサービス、担当者がいいなと思ったサービスを活用すれば良いと思います。