真っ当な診療放射線技師になるためには何が必要か

まず大切なのは、「その場その場の状況に臨機応変に対応する能力」です。

例えば、飲食店のホールはあなたは得意ですか?僕はあんまり得意じゃありませんでした。

おそらくですが、飲食店のホールが得意な人、忙しくても混乱せず対応できる人は、診療放射線技師の現場にも向いているような気がします。

もし、あなたが勉強熱心でも、この能力が足りないと現場で輝くことは難しいと思います。

次に、「回りの仕事仲間と協力する能力」です。僕は、何でもかんでも1人でやろうとする癖があり、それが悪い方に出てしまうことが、現場では多かったです。

なので、病院の中で、「自分が今の状況でできることは何か」を客観的に見ようとするようになりました。そして、手が足りないところへサポートに回る癖をつけました。それでも、まだまだ足りないところは多かったですが、技師以外の仕事でも、この視点は役に立ってきたと思います。


仕事に慣れてきたら「何を根拠にこの検査を行っているのか」という視点が必要です。そうでないと、仕事はテキパキこなせるけど、あんまり考えてないなと思われてしまいます。

だからこそ、普段から解剖の勉強だったり、検査に関する勉強だったりが必要になると思います。

僕は、一つ目の能力が足りなかったので、とにかく頭で勝負しなきゃと思っていたのですが、結局空回りして、上手くいきませんでした。でも、一生懸命考えてよりよい撮影をしようと考えていました。

でも、やっぱり緊急事態になると僕は人より余裕がなくパニックになってしまいます。血管外漏出とか、その場で患者さんが急変してしまった場合とか、いろいろケースはあるのですが、

「これ、同じ状況になったら、本気で無理だ」と思うことが僕は何回もありました。


向き不向きはあると思います。

もし、現場が厳しいなと思っても、このブログのように経験したことを発信したり、現場以外で活躍する、ということもできると思います。

無理だなと思ったら、諦めよう。でも、諦める前に精一杯頑張ってみよう!

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