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7月, 2014の投稿を表示しています

マイナビさんで放射線技師の学生向けイベントがあるらしいですよ。

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8月にマイナビさんがコメディカルの学生向けに イベント をやるらしいです。全国でやっているので、良かったら参加してみて下さい。 ■マイナビ主催【リハビリ職・医療技術職 就職セミナー】 2014年8月3日(日) 13:00~17:00 (12:30~13:00 就職スクール、13:00~17:00 ブースエリア) http://job.mynavi.jp/conts/ event/2015/w/reh_iryo/tokyo_ 08/index.html 会場:マイナビルーム パレスサイドビル2F 東京都 千代田区 一ツ橋 1-1-1 (最寄駅:東西線竹橋駅直結) ■参画病院 ・IMSグループ(板橋中央総合病院グループ) ・医療法人社団栄悠会 綾瀬循環器病院 ・戸田中央医科グループ(TMG) ・医療生協さいたま 埼玉協同病院 ・上尾中央医科グループ ・東京慈恵会医科大学 ・医療法人徳州会 東京西徳州会病院 ・千葉メディカルセンター ・医療法人社団KNI(北原国際病院・ 北原リハビリテーション病院・北原RDクリニック ・医療法人社団広恵会 春山外科病院 ・城南福祉医療協会 大田病院 ■参画病院の詳細(採用対象専攻など) http://job.mynavi.jp/conts/ event/2015/w/reh_iryo/tokyo_ 08/index.html ということらしいです。去年、医療アプリ開発コンテストで、マイナビさんに大変お世話になりました。 これまで、就活メディアは四年制大学の一般就職向けの活動が主戦場で、医療系は手つかずだったのですが、最近は薬剤師、看護師の方まで手が伸びてきていて、ついにコメディカルも参戦、という感じですね。ということで、都合があいましたら、是非行ってみて下さい。

MITの伊藤穰一さんが作った放射線量マッピングプロジェクト

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(出典: logmi ) Logmiの記事から抜粋ですが、MITの所長、伊藤さんが2011年の震災の時に、 safecast という放射線量公開プロジェクトを立上げていたそうです。全く知らなかったのですが。。。                                                      (出典: safecast ) こんな感じで、専用の線量計を用いて線量を測定して述べ1600万ものデータポイントが集まったそうです。 (出典: DMM.make ) これが、センサーらしいです。網の目になっている部分は、普通のGM計数管と同じくらいかやや大きいように見えます。ただ、幅が小さく、一定の体積の気体を圧力で封入することは出来なさそうなので、 小型の半導体検出器かも知れません。 Safecastの代表の方に伺ったところ、これはアメリカ製のパンケーキというGM計数管だそうです。内部にもガスが内封されているそうです。α線、β線を計測出来るそうです。 山本おさむさんの漫画 で、作者が使っていた直読式のポケット線量計は5万とかしていました。 (出典:logmi) また、マッピングされたデータポイントは、 アプリ でも無料でみることが出来るそうです。

読影勉強①胸部撮影

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胸部の読影には定型の順番があり、それに従ってもれなく読んでいくことが重要になる。 ①軟部組織:体型、栄養状態を確認することは患者さんの背景を知る上で重要である。 乳房の情報は、正面像から乳頭が描出される可能性もあり、腫瘍との区別が必要である。 (切除されている場合、乳房組織が無い分、片側の肺野陰影が黒くなる) ②骨:姿勢、胸椎の側彎症などを確認する。斜位撮影により、いわゆるdogline像から上下関節、椎体、棘突起の状態を確認し、各椎体の連続性を確認することが出来る。 正面から撮影した場合、椎体の状況から側彎か否かを見ることが出来る。 外傷性の疼痛がある場合、肋骨に変化がないか(縦のひび)が確認することが出来る。 肋骨の異常には、頸肋(肋骨が1つ多い)、偽関節、膿胸などの時に形成された肋骨、フォーク型肋骨、発生時の融合肋骨などが考えられる。 ③肺野:血管陰影の見え方。かたより、腫瘍など 肺野の撮影には、気管支造影により肺野を観察するブロンコグラフィーがある。 肺門理が一部描出されない場合を部分気胸、肺の一部がつぶれて黒くなって描出されない場合は、全気胸である。これはトロッカーズチューブで陰圧をかけることで、気胸状態を改善します。 Radiopaediaから気胸の 一例 を紹介します。sudden onset dyspnea(突然の呼吸困難)に陥った40代の男性のX線胸部撮影を行ったところ、左の肺門理が消失しているのが分かり、白くなっているのは空気が抜けてへこんでいる部分だと分かります。チューブが入っているのも分かりますね。 また、肺野の下部辺縁は、横隔膜の状態を示しています。横隔膜は、「膜」とは言われていますが、その下は筋肉なんです。( 筋肉専門サイト 参照) 横隔膜の筋肉の起始は、腰椎に付着していて、腰椎を支点にし、横隔膜筋の伸展屈曲(作用点)を行うことで、ふいごのように肺に圧をかけて拡張、収縮させています。 ただ、膜で全てをふさいでしまうと、食べ物や血管や筋肉などが通らないので、それらが通るようにその部分だけ孔が空いています。それが、大動脈孔、大静脈孔、食道裂孔、だったり、Bochdarek孔だったりします。この孔が他の臓器や血管に食い込んでしまうと、よくないです。 例えば、大動脈系から肺に血管が延びている

乳房撮影MMG

胸部撮影の中で、乳房撮影は国策として進められている。乳がんは、リンパ行性転移がし易く、すぐに悪化する可能性を持っているが、早期発見によって予後が良好になる(5〜10年の間の生存率が高い)。 その為、病院等でも検診認定が個人または施設単位で認定されていて、資格もある。 (あまり男性が撮影する機会は無いみたい) <撮影原理> 撮影は低電圧、ターゲット−フィルタはMo-Mo.授乳中などで若い女性で乳腺が発達している(いわゆる堅い乳房)の人は、Mo-Rhで撮影することによって、高エネルギー部分を撮影に利用する方法もある。 ちょうどフィルタのK吸収端が19~20keVのあたりにあり、その付近のエネルギーのX線を曝射することが出来る。 K吸収端とは、光電効果でL殻から外の軌道電子を電離させていた光子のエネルギーが、K殻の結合エネルギーより大きくなった時に再び吸収割合が大きくなる現象を端的に示している。 このK吸収端のエネルギーを利用して、ターゲットのK殻を電離させた時に発生する特性X線のエネルギーだけを取り出すことが出来る。 そして、被験者の水透過組織(乳腺組織、結合組織:Z=7.42)と、脂肪組織(Z=5.8~6.02)の間のコントラストを低エネルギーによってコントラストを大きくすることが出来る。 マンモグラフィーの撮影時、挟む力は、日本乳房学会の指定では120N、IEC,NEMAの指定では150N、JISでは200Nの力までと指定されている。 撮影方向は、CC(Cranio-Caudal:頭尾方向)、ML(Medio-Lateral:内外方向)、MLO(Medio-Lateral Oblique:内外斜位方向)が主であり、入射側から見る。 乳房の画像から石灰化(Calcification)を見ること。0.1ミリの石灰化を画像化しなければいけない。 MMG以外には、色素とRIを使って、腋窩リンパ節の染色を使った特定方法や、PET-CT(Positron Emission)により、全身の転移を確認する為の診断撮影がある。 以前参加した乳房撮影の勉強会でも色々ためになる話が聞けました。今見返してもなるほどと思うことが沢山あります。 こちら も是非