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物質のジャンル

物質には原子・分子・イオンにおおまかにわかれ、元素は約110種あり、天然で存在するのは90種である。 人体における構成要素としては、 酸素が62.6%、炭素が19.5%、水素が9.3%、窒素が5.2% となっている。 物質はまた 純物質 と 混合物 に分類される。 純物質は、 1種類の元素 からなる単体と 2種類以上の元素 から構成される化合物とがある。混合物は、空気や海水などといった、複数の物質が混じり合った状態のものをいう。 これを純物質に分ける為に 濾過、蒸留、蒸発、分溜、昇華 が考えられる。 一方、同元素の単体で性質が違うものを 同素体 という。 (同素体の例) S:斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄 P:赤リン・黄リン O:オゾンと酸素 C:グラファイト・黒鉛・ダイヤモンド 原子はおもに陽子 中性子 電子から構成される物質の最小粒子である。 同じ元素の原子で中性子の違うものを同位体と言う。化学的物質が同じで 質量数が異なる。

光と放射線

電磁波とは電磁気的な作用を持つエネルギーの波動である。 電磁波はそれぞれの波長で決まる一定のエネルギーをもったミクロの粒子の群れの流れとして作用する。 この一つ一つのミクロの粒子を 光子(photon) といい、それぞれの光子一個がもつエネルギー:光子エネルギーEは以下の式であらわせる。 E=hν またはE=hc/λ ν:電磁波の振動数 λ:電磁波の波長 c:光速度:3.00×10^8m/s h:Planckの定数:6.63×10^-34Js 例:赤光線(750nm)の場合、 E=hν=hC/λ =6.63×10^-34×3.00×10^8/750×10^-9  =2.652×10^-19J 波長の長い電磁波であると、長波、中波、短波、超音波などがある。 波長の短いものだと、γ線、X線が挙げられる。こうした波長の短いものは物質の原子または分子を電離する作用があるので、 電離放射線・電離性放射線 という。 また、X線やγ線などの高エネルギー電磁波のほかに、α線・β線・電子線・陽子線・中性子線のようなミクロの物質粒子の放射線= 粒子線 も物質原子を電離する作用があるので、 電離放射線と呼ばれる。 それぞれの粒子線の粒子1個が持つエネルギーは以下の式で表される。 E=mv 2 /2 ( m:粒子の質量 v:粒子の速度 ) 電磁波と粒子線の種類については以下のようにまとめることが出来る。 電磁波(波長の長い順に) 電波(超短波・短波・中波・長波) 赤外線(近赤外線・遠赤外線) 可視光線(780nm~380nm) 近紫外線 遠紫外線 X線 γ線 粒子線 中性子線 陽子線 α線 そのほかの荷電粒子線

医療システムの変化と医療福祉

医療システムも時代によって変遷してきている。特に高齢化などの社会の変化に適応する為に、様々な施設と有機的に連携していく必要が出てきた。 (例) 病院・在宅介護支援センター・介護老人保健施設・訪問看護ステーション ・特別養護老人ホーム 病院が抱える役割が増えていく中で、様々な機能分化していく必要があった。そこで、医療法の改定(1988,1992)によって、5つの機能分類が規定された。 特定機能病院:高度な先端医療を提供する医療施設。(メインは大学病院) 一般病床:一般的な診療を提供する医療施設 療養型病床群:長期の慢性疾患を主に診療する医療施設 介護老人保健施設:病院と老人ホームとの中間的な機能をもった施設 診療所:比較的規模の小さい開業医による診療施設 医療法の改定(1997 ,1999 ,2000) 在宅診療・在宅ケアへの対策 …地域医療支援病院制度の確立 オープンシステムの導入

高齢者以外の福祉と医療問題

社会は健全者のみでなく全ての人で成り立っている。これがノーマライゼーションの考え方である。 その考えを前提にして、医療は人々にどこまで寄り添って行けるかは考えていかなければならない。高齢者以外の方々も何らかの原因で医療のお世話になる可能性があるからだ。 具体的には、植物状態患者のケア、リハビリテーション、社会的要因による疾病、ターミナルケアなどが挙げられる。 まず、植物状態患者や神経系難病を患う患者のケアは、24時間必要である。 また、リハビリテーション医学の発達により、社会復帰をいかに円滑に行うことが出来るかも医療現場で補完するようになった。そのため医療と福祉との連携の必要性も考えなければいけない。(参考: IL運動 ) 労働災害や職業病など社会的要因によって患う疾病に対処していく必要もある。社会的活動と疾病は密接に関係している。そして時代によっても変わっていく。 重産業が盛んだった高度経済成長期はプレス加工の町工場が多く、プレスの際に指を切断してしまうなどの災害が発生していた。下町には今でもそういう人が多いらしい。今では、サービス業が中心となり、コンピュータや対人関係で仕事をするようになってきた為に、精神疾患が職業病になってきた。患うのは身体より心である。 死期を病院で迎える人もいる。医療費の3割は治る見込みの無い人向けの医療に使われている。こうしたターミナルケアの必要性も考えていく必要がある。 ホームレス患者の治療も福祉対策として必要である。経済的貧者であるホームレスの方々は、結核や感染症などを患い易い環境にある。

高齢者社会と高齢者医療

現代社会においては、都市社会化や高齢化社会への移行といった様々な変化が起こっており、それに伴い、社会福祉・社会保障の考え方も変わりつつある。 特に高齢者の割合の増加によって医療負担が増加している問題がある。衛生環境の発展や医療・医学の発展により高齢者の人口に占める割合が増える傾向は先進国特有であるが、日本では特に急激に進行している。 因に実はお隣の中国でも急速に高齢化が進行している。中国は経済は資本主義だが、ライフラインは社会主義の考えなので、基本的に教育と医療は無料である。日本の場合だと医療の負担は1割なので、状況は似ていると言えるかも知れない。 高齢化社会における医療福祉の問題は大きく3つある。認知症の増加、単身世帯高齢者の増加、慢性疾患の増加である。 まず認知症について 2012年の日経新聞 の記事によると、認知症の65歳以上の方の人数が300万人以上を越えており、厚労省も新たな認知症対策を始めるそうだ。。 認知症(痴呆症)の要因としては、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症がある。 認知症のお年寄りはどこに行ってしまうか分からない。その為、病院に入院させたいが、入院させたくても収容スペースがない。その為に在宅介護をせざるを得なくなってしまう。 次に単身世帯高齢者の増加について 都市と農村とが二極分化しており、若年層が都市へ出て行く中、高齢層が農村に残っているケースが多い。その為、高齢者夫婦のどちらかが亡くなってしまうと単身世帯へ容易に移行することになってしまい、いかに生活をサポートするかが大切になってくる。 (この文を書いている筆者の父方の祖母も夫を亡くし、古い田舎の家に一人で暮らしていたが、肉体的衰えで一人では生活困難になった為、近くのケアハウスに入ることになった。その間、父はよく実家へ帰っていた。) 三つ目に慢性疾患の増加について 高齢者の病気は、今後完治せず一生つきあって行かなければいけない慢性疾患をわずらっているのが特徴である。その為、病気と生活を共存しながら、いかに普段の生活態度をサポートしていくかが必要になってくる。

血液が外に出た時

血液は液体部分の 血漿 と細胞部分の 血球 に分かれており、酸素を体内に供給したり、体内の環境を一定に保つ為の働きをしている。 また、万一、血液が外的損傷により外に出てきた時、 血管は収縮 し、血小板やフィブリンが 血栓を作り、止血 してくれる。これも血液の役割である。 (例えば、血管注射をする際、1回失敗すると、血管が収縮してしまうので、2回目は難しくなる。) フィブリンはフィブリノゲンという血液中では液体になっているものが、体外に出た際に 不活性の線維 となり、固まるようになっている。 外傷によって血管を損傷した場合、二手に分かれて止血する。 まず、コラーゲンが露出するので、これを血小板が粘着・凝縮し、一過性の止血血栓を作る。それとは別に、組織トロンボプラスチンというフィブリンのもとになるものを生成して、血小板の止血と重ねて止血血栓を行う。 (血小板自体は 2〜5μm の大きさで 25万個 体内に存在するよ。) フィブリンが形成されるプロセスには、血液凝固系と呼ばれ、第1〜3相に分かれる。 第1相では、第10因子のスチュアートプロア因子を生成する為に、いくつかの血液凝固因子、血小板因子が集まる。 第2相では、フィブリンを形成するために、第1相で出来た第10因子、第4因子(カルシウムイオン)、第5因子が集まり、プロトロンビン(第2因子)からトロンビンを生成する。 第3相では、フィブリノゲンがトロンビンと合体し、フィブリンを形成し、フィブリン線維が血餅を作る。 ただし、フィブリンは個体のタンパク質から構成されている為、身体はフィブリンをそのままにしておきたくない。そこで、フィブリンを溶かす次の段階(線溶系)に移行する。 これにはプラスミノゲンが活性化因子を受けて出来たプラスミンがあり、このプラスミンによってフィブリンが溶解し、フィブリン分解産物となる。 血液凝固因子は十数個存在するが、そのいずれかが欠損すると、血が止まらなくなる。 第8因子あるいは第9因子が欠損することで血液が凝固しなくなる病気のことを血友病と呼び、歴史的にもこの病気の存在は古くから知られて来た。 ロシアの宮廷では、血族結婚が多かった為に、遺伝的欠陥を持つ者が多く、血友病になる者が多かったという。 また、イスラムの掟の中で、男子は割礼をし

写真の基礎

最近の病院の現場では、ハードディスクにレントゲン写真を取り込むケースが多くなっておりますが、銀塩写真のフィルムを使っている場所も残っているそうです。 その為、診療放射線技師となる為には、「そもそも写真とはどんな仕組みで作られるものなのか?」について知っておく必要があるそうです。 そもそも、写真の特徴にはどんなものがあるでしょうか?? これには、以下のことが挙げられます。 1被写体を構成する空間的な分布を正確に視覚的に認識可能 2誰でも見られる。 3記録・表現する時の時間設定が出来る。 4直接目視出来ない物体・内部構造を記録表現できる。 一見、写真というと、フォトブックやアルバムを連想しそうですが、4だけ見ると 放射線の画像診断のことかなーと思ってしまいますね笑 しかし、放射線画像も実は写真のカテゴリーの一つです。なぜなら眼に見えない光 (X線・γ線)を用いて、眼に見えない人体内の様子を画像にするからです。 人に見せられる写真(ポジ画像)を作るまでのプロセスとして ネガ・ポジ法、直接反転法、現像反転法、拡散転写反転法などがあるが、基本的なところ は原理は同じです。 (写真の基本プロセス) ①光やX線が照射され、被写体の姿を、放射エネルギーの分布によって映像として感光材料に投影する。(撮影・露光) ②感光材料が受け取った放射エネルギーを強度や波長の違いで化学変化を起こす。その際にできた眼に見えない像を潜像という(latent image)(感光・潜像形成) ③潜像が形成された感光材料に、化学的な処理(水洗・定着)を加えて眼で見える画像にする。(現像処理:画像形成・画像固定)

病理学のカテゴリー

病理学(pathology) は疾病(disease)の発生機序を研究する学問です。病因と経過をとらえて、今後の医療行為における知識・技術の向上、教育や医学の進歩を目指してるんですね。 カテゴリーとしては、病理の発生機序全体における全身の各臓器に通じる一般原則をとらえた 総論 と、各臓器ごとの病態をとらえた 各論 に分かれます。 イメージとしては、「ウイルスや細菌に感染すると健康ではなくなる」が総論で、「ノロウイルスにかかると胃腸の機能が崩れ、吐き気をもよおす」が各論だと言えば分かるでしょうか。。 病理学のアプローチでもいくつかに分かれます。実験するか、人の身体を切ったり、自然と身体からとれたものを使うか、などなど。 ①実験病理学 特定の疾病が何故起こるのか病因究明を目的としている。実験病理学は近代になってから急激に進歩した。コッホが提唱した三原則は実験病理学の基礎的な考え方を示している。 1感染症には特定の微生物が存在する。 2その微生物は分離培養出来る。 3分離した微生物は感受性のある宿主(しゅくしゅ)に感染させると、  同一の感染症を発症する。 ②人体病理学・・・主に3つに分かれます。 1:病理解剖(autopsy:剖検) 病気が十分に観察されて、治療や看護を受けた患者が死亡したときに行われる。 解剖を行うことで、病因の特定、診断・治療に対するフィードバックを行うことが出来る。 解剖することで、主病変や死因を正確に解明することができ、病態を確認し、治療が本当に正しかったのか(効果判定)、臨床診断が適切だったのか(妥当性)を確認することが出来る。 これにより、医師や看護師の知識や技術が向上し、医師の教育や医学の進歩発展にも貢献することが出来る。 2:診断病理学(diagnostic pathology 病理診断) 人体から病理材料を採取することで病理を確かめる( 生検 という) 人体の病気になっている生体組織の一部を針を刺す等して採取し、顕微鏡で観察し、 病変の有無やその種類を判断する。 (先生曰く、悪いものが出ないと無駄骨みたいな感じになるので、何回もさして悪性腫瘍 を探しちゃうっていうこともあったりするらしい。。。汗) 外科病理学も似ているが、外科の場合は 肉眼的所見に基づいて 判断

医療行為における放射線利用の立場

放射線は医療行為だけでなく、原子力発電や食品検査などにも用いられるが、扱う場合には、放射線自体が危険なイメージをもたれていることも念頭に置かなければいけない。 医療診断を行う場合、放射線照射は最小限で抑えなければならない。放射線は分裂した細胞の固まり=50μmの大きさまでは判断することが出来る。 放射線照射は画像診断にも用いられるが、放射線治療にも用いられる。その場合、370万円レベルでかかる。すげー高いw また、患者が死亡した場合も、X線で調べることがある。 また、使用した放射線物質をいかに廃棄するべきか考える必要がある。放射線はそのままにしていても放出されつづけるため、処分に困ることが多い。これが流出され、体内にとりこむと内部被爆になる。

緊急医療

先日ボストンマラソンでテロが起こり死者が出たが、このようなアクシデントの場合に、緊急医療の対応が非常に重要になる。 限られた物的・人的資源の中で出来る限り多くの人命救護をする為に的確に優先順位を決める必要がある。このことを トリアージ という。( kotobankによる説明 ) 阪神大震災の場合、トリアージの考え方が浸透しておらず、数千人単位の助けられるはずの人間が亡くなったと言われている。 現地では、病状・怪我の状況を見て、「命に別状がないか」「治療が必要か」「手遅れか」を選別して、札をつける。( 最優先:赤色 、 2〜3時間以内:黄色 、 外来治療で対応可能:緑色 、 助かる見込み無し:黒色 ) 放射線技師は、現地でXmobile?という簡易装置を用いて発電機を回しながら使ったりするそうだ。(mobileXrayについては こちら ) 応急措置で事足りる場合もあるが、怪我の状況によってはICUに配送される。

細胞→組織→器官→器官系→個体

細胞 は生物の基本単位である。人間の身体には60兆個あると言われている。 細胞が個々の機能に分化し、同じ種類の特徴を持ったもので集まる。 これが 組織(tissue) となる。 組織の種類は、上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織に分かれる。 また、組織が集まって、特定の機能を司ったものを 器官 という。 器官が、特定の目的の為に協調して働くのを 器官系 という。 例えば、消化器系は、体内の食物を消化する目的の為にそれぞれが協調した 機能を持っている。 そして、数多くの器官が集まることで一つの 個体 が出来る。

サーカディアンリズム

人間は内部環境を一定に保ち、出来る限りいつでも健康に活動出来る状態を維持しようとするが、様々な生理機能を維持させる為に、外の環境や自分の活動時間帯に応じて生理機能をコントロールしている。 こうした、人間が持っている24時間周期の日内リズムを サーカディアンリズム という。 12時間周期の半日リズムはサーカセミディアンリズムという。 例えば、朝明るくなれば、目が覚め、暗くなると夜眠るのも24時間周期の日内リズムの一つである。時差ぼけの場合は、海外では日の出ている時間帯がずれる為に、日内リズムが 崩れ、体調に影響することがある。 睡眠のサーカディアンリズムをコントロールしているのは、脳の松果体から分泌されるホルモン、メラトニンである。 サーカディアンリズムの例 ① 体温の日内リズム 早朝の睡眠中に一番低く、その後徐々に上昇して夕方にピーク。だいたい1℃前後の差がある。 ② 循環器系の日内リズム 心拍数や血圧は日中高まり、夜間睡眠時に低くなる。 ③ 自律神経系の日内リズム 一般には、日中に交感神経系の活動が高まり、夜間に副交感神経系の活動が高まる。 ④ ホルモンの日内リズム 1副腎皮質ホルモン(血糖値上昇、ナトリウムイオン吸収) : 早朝 に高まり、 深夜 に最も低い。 因みに副腎皮質ホルモンは代謝の中で重要な役割を果たし、このホルモンが機能しないと 身体の脱力感などにつながる。 2カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなど血圧調節のホルモンを分泌させる) : 昼 は高く、 夜 の睡眠中は低くなる。 3メラトニン(松果体から分泌、睡眠作用→睡眠と覚醒のリズム調整) : 夜間 に増えて、 昼間 低下する。 4成長ホルモンGH :入眠直後の眠りが深い時間に急激に高まる。・・なので、夜更かししてちゃんと寝てないと背が伸びない!笑

ホメオスタシス

生命は生命活動を維持する為に、外部環境の変化に対しても対応出来るように内部環境を一定に保つ仕組みが働いている。 これを ホメオスタシス という。  例えば、おしっこを外ですると震えるのは、体温レベルの体液が放出されて、体温が低下したため、筋肉が収縮して熱をおこし 体温を保っている。 また、外気にあてられて体温を下げた青森下北半島のニホンザルは毛を立てることで空気を含めて熱を逃がさないように している。(人間の鳥肌はその名残だ)  具体的には、体温の維持(0.5~0.7℃程度で上下)、酸塩基平衡(健常者はpHを7.35~7.45に保っている。)などがある。

社会福祉の意義について

社会福祉とは 社会福祉の広義の意味では、 全国民の物質的・精神的・社会的な最低生活を保障する ことであり、 日本国憲法でも述べられている。社会政策や公共施策によってこれを実現していく。 一方で、狭義では、 ある特定の弱い立場に置かれる人に対する生活保障 をすることである。 これは、たとえば、生活保護受給者、児童、障碍者、婦人、老人などがこれにあたる。 (時代によっても変化する)  どんな立場であっても全ての人は平等である( ノーマライゼーション の考え方)という考えが、社会福祉の前提にある。 これまで医療と福祉は別物と考えられてきたが、高齢化社会が急速に進む日本においては、 医療と福祉の関係はきってもきれないものになってきており、身体治療を担う医療と同時に 生活支援を担う福祉の両方が必要になってきている。 特に高齢者の方の場合、慢性疾患を 煩う人も多く、医療と一生つきあいながら生きなければならない方も多い。  医療とは、対人関係における医学的観点に基づいた行為であり、 患者が医師本人を信頼していなければ、医療行為を任せることは出来ない。  ましてや今では特に放射線自体に敏感になっているため、放射線を照射する際にも 信頼関係の構築が大切になってくる。  社会福祉を実践する主体としては、ソーシャルグループワーク、コミュニティワーク、アドミニストレーション の3つがある。  ソーシャルグループワークは小集団を単位として直接的に援助を行う。  コミュニティワークは地域単位での援助活動を行う。(これは例えばスマホで近くの倒れた人を検知し アナウンスするアプリなどでより改善できるかも知れない)  アドミニストレーションはサービスを提供する組織単位での援助を行う。 政策サイドから社会福祉を実現させる為には、 政策を立案し、結果の提示・制度化を経て、制度の運用、という段階を踏まなければならない。

このサイトの紹介

このサイトは、診療放射線技師をめざし、今年の4月から学校で勉強している学生が、 少しずつ放射線技師に関係する情報やサイトリンクなどをストックしていくサイトです。 私は文系大学を一度卒業し、一度新卒で就職したのですが、会社になじめず2年で退職して、資格取得の為に専門学校に入り直しました。 4月に入学してまだ1週間ですが、覚える情報量が非常に多いのに、本当に重要な情報はなかなかネットでも載っていないように感じました。 そこで、このサイトの情報を少しずつストックして、同じ放射線科で学ぶ学生達への情報提供や、将来的には、放射線技師として勤める方、放射線技師を求めている病院や会社の方々にとっても有益な情報が提供出来たらな、と思います。 なにぶん、このサイトは一人で始めているので、もし、お手伝いしたい、という方がいたら、是非お声かけ下さい!