MRIの問診項目について②

MRIの問診については、予め聞く項目を自分の頭の中で整理して、短時間で聞くことが出来るようにします。重篤なものから順番に聞いていきます。

①過去に大きな手術をしたことがないか。心臓、頭、目、耳の手術、人工関節、その他身体を切るような手術。

心臓のペースメーカーの有無。過去のレントゲンで事前に確認することが出来ます。

頭の手術をかなり昔(20年以上前?)にやっている場合、安全かどうか確認出来なければ、検査を中止する時もあります。パーキンソン病などでペースメーカーのようなリードを入れていたりする時もあるようです。

また、人工関節を入れている方は、ほとんどそれで検査が中止になった覚えは無いですが、傾斜磁場が激しく変動する厳しいシーケンスで撮像すると痛みが走る事例があったと聞いたことがあります。(ソースは忘れてしまった)

②身につけている金属類。頭から順番にヘアピン、カツラ、補聴器、ネックレス、ピアス、時計、指輪、ブラジャー、コルセット、サポーター、ポケットに何も入れていないか。

③身体にはったり、掘ったりしているものはないか。湿布、エレキバン、ホッカイロ、治療用のテープ(ニュープロパッチ、ニトロダーム等)はってないか。入れ墨、化粧、アートメイクなど。

④入院患者:輸液ポンプ、パルスオキシメーター、心電図のパッチ、バルーンのフタ(マグネット式でないかどうか)など。外して良いかは看護師さんに確認した方が確実です。

一応、①〜④は何も見ずに自分が覚えているものを書き出してみました。。もちろんこの中に足りないもの沢山あると思います。今一度おさらいして、自分でも整理しておこうと思います。

MRIの問診は「まず疑ってかかる」べきだと思います。一度見ておけば、そういえばこんなものがあったな、というのを疑ってかかり、安全かどうかしっかり確認すると良いのかなと思います。あとは、施設ごとに決まり、ルールがあると思うので、、


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