X線CTは工業用と医療用で何が違うか?

http://www.nvs.co.jp/files/1513/6963/8014/rd200801.pdf 

X線CTは、医療だけでなく、物体の内部構造を非破壊的に調べる為に工業用、研究用に使われることがあります。リンクはその一例です。 

浜松ホトニクスさんや島津さんが工業用メーカーの例です。 

前、五月祭に伺った時は、外骨格を持った昆虫の模型をX線CTの3D画像を元に3Dプリンタ(インクジェット方式)でやってました。

 たしか、管電圧は80kvだったと思います。 医療用よりちょっと低め。

工業用もX線をあてて、構成物質の違いをX線減弱度で差をつけることで、画像を作っている点は変わりません。 

出典:日本ビジュアルサイエンス株式会社


ただ、工業用の場合、人が入ることが無いので、ターンテーブル方式になっています。調べたいものを真ん中において、電子レンジのようにくるくると回転させながらX線をあてれば、360度方向の情報を得ることが出来る。 

しかし、人体を調べる際には、人が大きい電子レンジくらいの空間の中に入って検査するのは非現実的なので、 寝台に動かないで寝てもらって、X線管が一定周期を周回中に人体が通過させることで断層像を作る構造になっています。 

出典:wikipedia


工業用のCTの技術を活用して可搬型の小型の医療用CTとかもっと開発されてもいいと思いますけどね!

http://news.mynavi.jp/news/2013/11/01/062/

こちらは、浜松ホトニクスの工業用CTの記事です。デュアルエナジーはあまり医療用では普及していなかったとあります。フィリップスかシーメンスが確かデュアルエナジーをやっていたのではないかなと思います。

SPECTとかもやっているのか。。

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