X線って発見された当時は超未来的だったに違いない。



だって、人の目に見えない何かによって体の内部が透けて見えてしまうって、当時のカメラでさえ出来なかったことで、かなりミラクルなことだったと思うのです。

そんなミラクルが現実に起こっている。そして、体の内部構造が分かれば、これまで外側から触診したり、病状を観察することでしか診断出来なかった医療に応用出来るのではないか、と最初に予感した人はイノベーティブだったんだなと。1~2年後くらいにもう診断とか治療に応用していたんですよね。

何でX線が起こっているのかその当時はよく分からなかった訳じゃないですか。。アインシュタインが話した特殊相対性理論が発表されるのが1905年だし、量子力学という分野が存在することすら、分かっていなかった。

そんなまるで根拠が無くて、妙なビームを見ず知らずの人の体に当てて、医療に役立てようなんて、今で言えば手で触ったものが全部治っちゃうくらい凄いことだったと思います。(ちょっと違う?)

X線画像診断のノウハウが蓄積され、今では学習すれば、適切な診断を患者への影響を少なくして行うことが出来ます。およそ100年かけて、被曝を極力少なくして最大限の効果を得る様技術革新がされてきました。

それが今では普通で、スイッチ押せば条件通りの画像を得られるのは、凄いです。





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