10Gyを浴びても半分生き残っている生き物

Gigazineで紹介されていた核戦争になったらゴキブリが生き残る?という特集を紹介してみようと思います。(何故

ゴキブリに照射された放射線量は1000rad、1万rad、10万radの3種類。1000radは人間だと10分で死に至るというほどの放射線吸収量ですが、ゴキブリは半数が生き残りました。また、1万radでも10%が生き残り、10万radだとすべてのゴキブリが死亡しました。

ここで出てくるrad(ラド)は吸収した放射線の総量を表す単位。物質1kgから1J(ジュール(の仕事に相当するエネルギーが与えられるとき(1J/kg)の吸収線量を1Gy(グレイ)と定義しますが、1rad=0.01Gyにあたります。放射線関係のニュースでは「ミリシーベルト」「マイクロシーベルト」が用いられていますが、こちらは1Gyに放射線の種類ごとに定められた人体への障害の受けやすさの係数をかけて算出するもので、あくまで人体に対する影響を考えるための単位として作られているため、「1rad=何シーベルト」という換算はできません。

実験結果からは「ゴキブリは人間よりも放射線に強く、核戦争で人類が滅亡しても生き残っている可能性がある」というが確認されました。(出典:Gigazineより)


1rad=0.01Gyなので、1000rad=10Gyです。人間は4Gyで骨髄死、8Gyで腸管死を起すと言われているので、さすが1億年以上生き残っている生き物だけあるなと思いました。

 ゴキジェットの変わりに、小型のマグネトロンを仕込んだγ線レーザーで部屋を汚さずにゴキブリを殺せる携帯装置とか将来作れないかなと思いましたが、ダメですね。 ゴキブリ以上に放射線に強い生き物もいるそうですが、、

 <参考資料> Gigazine

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