MRI検査の概要

実習を参考にざっとまとめたもの

<検査の手順>
①検査前に長い検査なので事前にお手洗いに行ってもらう。

②金属類を外してもらう…上半身裸、下はパンツでガウンに着替える。
脳動脈クリップ、ステント、人工関節など取り外せないものは確認する
…最近のものはチタン製などになっていて、影響が出ないものが多い。

③チェック表の記入…金属類を外したかどうか、閉所恐怖症などがないか、入れ墨をしていないかどうか確認する。

④経口造影剤の服用…フェリセルツ(赤茶っぽい炭酸)

⑤入る際、眼鏡、かつら、鍵などMRIの検査に影響するものは外す。眼鏡はチェック表の記入時に必要。

⑥耳栓をする。耳栓をしていてもMRIの検査の騒音はうるさい。

⑦前回の検査状況を確認する。何かあったらブザーをならしてもらう。

⑧撮影:キャリブレーション→位置合わせ(スライス厚などの調整)
    呼吸同期、心電図同期などをかけてRFパルスを照射
    (体の下〜上にかけて順番にコイルの音が鳴っていくので、
    RFパルスをかけている場所が動いているのが分かる)
    撮像が終った画像をクリッピング、コントラストの調整。


<使用薬剤>
・EOBマグネビスト…肝臓用、腎機能が悪い人はマグネスコープ
・フェリセルツ…水と一緒に服用。

<ボディコイル>
・部位・撮像目的によっても異なる。MRCP(肝胆膵)、椎体、肩、足など

<シーケンス>
LAVA
IDEAL:Dixonの応用。
Fat Sat
FIESTA
EPI
Black Blood:血管内腔の情報をpreSatで抑制する。
B-PAS

その他病院によってもシーケンスは異なる。


コメント

このブログの人気の投稿

ポジトロン核種・サイクロトロン核種の覚え方

GM計数管のプラトー特性:スケーラーを使って

体表指標