これから放射線科に入学する人に参考になるか分からないけれど

これから放射線科に入学する人に向けて、独断と偏見を書いておきます。

勉強は大変です。大学でも専門学校でも沢山の科目を1年間に勉強します。突き詰めれば奥が深いですが、本当に理解して人に伝えられるには相当知識が無いとダメです。

入学前に先生から「物理を勉強しなさい」と言われましたが、確かに物理屋さんなところはあるかなと。最近はソフトウェアが凄い高度なので、そっちのスキルが重要だと思います。

試験前の付け焼き刃で要領のいい人はいい点数がとれますが、発表してみるとそれじゃ全然だめだなというのが分かります。将来出世したいと思った時、学会で発表したという積み重ねが重要なのだと思います。

学会発表等はまずは他の方がやっていたり、勧めてくれるテーマをもとに選定するといいかも知れません。1人でやると絶対ボロが出ます。若い技師さんでも凄い優秀な人がいます。

面白いと思います。特に個人的にはMRIが面白いです。というか新しい技術が生まれているモダリティは基本面白いです。ただ、医療に対してモダリティありきになると視野が狭くなるような気がします。

たとえば、がん診断に線虫を用いる手法がこの前取りざたされたけれど、何も正確な診断が出来れば、装置でなくてもいいのです。

http://tarorin.com/sciencehead/2015/03/hirotsu1/

http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/10/cancer-test_n_4252707.html

・息を吸うように仕事が出来るかどうか。。初めからどうしてもなりたかった!!という人をまだ見た事がありません。オヤジが以前、「医療職はessentialだから、いい仕事になると思うよ」と言っていました。確かにessentialだと思います。心配りも大事です。

ただ、天職かどうかは分からないので、自分は今年も他のことをやってみてもがくと思います。ただ、ご飯を毎日食べる為の仕事として、子供を1人くらい養うにはいい仕事だと思います。

放射線分野?の会社を継ぐ為に会社からお金をもらいながら勉強しているという方もいました。そういう人は本当にレアなケースですね。今通っている学校は昼間部しかありませんが、脱サラしている方、家庭に子供がいる方もたまにいます。


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