撮影部位:股関節斜位像:ラウエンシュタイン(Lauenstein)1法①

ラウエンシュタイン撮影法は、ラウエンシュタイン1法と2法がある。主に大腿骨頸部の状態を観察する為に行う。



また、大腿骨頭の真の側面像が見られるため、大腿骨頭壊死症での壊死範囲を評価する時などに有用である。因みに壊死症になると、不可逆なので、通常は人工股関節に移行するそうです。

出典:Radiopaedia
ラウエンシュタインは、下腿を屈曲させて撮影するのだが、大腿骨頸部が骨折していたりなど、体位変換が出来ない患者さんの場合はX線管を水平にして、屈曲した健側の下肢の下より撮影する。
たぶんこんなん
動態撮影は、正面像で股関節は外転位または内転位で撮影する。臼蓋形成不全や変形性股関節症などで関節適合性がよくなる肢位を確認して、骨きり術の適応を検討する。

<ラウエンシュタイン1法>
股関節正面においては寛骨臼の前上部,および内側月状面と大腿骨頭との間隔は観察できるが,寛骨臼窩,下内方月状面の間隙は投影されない.そのために骨盤を45°傾斜する.
この場合,大,小転子より下方の大腿骨側面像を得るが,大腿骨頸は短縮し,骨頭と大転子に重複するため,この部分の観察には適さない.



<体位> 側臥位.検側を下にして,骨盤部を45°傾斜させる.膝関節を軽く屈曲し,股関節は45°外転し大腿骨側部がカセッテ面に密着させる.非検側下肢は,立膝にして体位の安定をはかる.

たぶんこんなん(わかりづらくてごめん)

<中心線> 上前腸骨棘と恥骨結合を結ぶ直線の中点から4cm足側の大腿骨頭を中心とし,カセッテ面に垂直に入射する.

出典:Essential Anatomy5


出典:動画で見る一般撮影マニュアル

入職してから気づいたことを改めてまとめてみました。
撮影部位:股関節斜位像:ラウエンシュタイン(Lauenstein)1法②

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