頭部CTの診断方法(正常画像と並べてわかる新編頭部CT:M2PLUSより)
基本HU(ハンスフィールドユニット)の違い、線減弱の相対値を見ている。
HU値の違いについて分かった上で以下のことを考えてみる。
高吸収病変:①生理的石灰化②急性期病変
低吸収病変:それ以外…血管支配領域:脳梗塞 それ以外:脳腫瘍、脳炎
造影効果:①血液脳関門の破綻②血管の増生・拡張③頭蓋内の血液脳関門を欠く組織は造影効果を示す。下垂体・松果体・脳室脈絡叢、硬膜。
血液脳関門って変なワードだと思うけど、しょっぱなにやった細胞レベルの出血、破綻、変性について思いを馳せて欲しい。あれが脳で起こったら、その変化が線減弱のわずかな変化として現れてくる。
解剖をもとに読影を考えようという時は、ベースとしては解剖学でやったことから類推してきっとこうなるだろうというのを、基本的な解剖の知識をもとにしていいから推論するのが一番近道な気がする。国試レベルでは、印刷の関係とか分かり辛さもあってそんなにマニアックな症例は出にくいだろう。
あと、医療従事者向けの書籍の方が、時間のない医療者向けに時短で分かり易く伝えようとしているせいか、解説が凄い分かり易く書いてあったりする。
M2PLUSの書籍とか「病気がみえる」シリーズとか。「病気がみえる」シリーズ買いたいな。
M2PLUSさんの書籍は、Co-med Cafeに来たら、いつでも読めるよ。
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