生化学のはじめ

放射線技師は基本的にはあまり生化学に関わる機会はないのだけれど、薬学部だと、薬の薬理は基本、生化学が関わるので知らないといけない。

技師の場合だと、造影剤についてモノマーかダイマーか、イオン系か非イオン系かで生理活性があるかどうか変わってくる。体内でイオン化すれば、身体の他の物質と反応する可能性がある。

また、体内の細胞にはレセプターがあり、どの物質がどの細胞に作用するかを治験などで調べながら、薬が作られていく。基礎となるタンパク質の種類があって、それを利用した薬理が色々あるらしいのだけど、詳しくはよく分からない。でも基本らしい。

生化学には、物質生化学、代謝生化学、調節生化学という分野がある。

物質生化学:多くの生体物質の構造、性質、及び機能を調べる。

代謝生化学:生体物質が細胞レベルでどのように合成・分解されているか。

調節生化学:生命現象がどのように調節されているか。

これらの基礎となる物質はである。

物質交換、代謝、排泄のもとになるものである。ある人は1日3リットルの水を飲むことで
健康になったそうだけれど、そこまでしなくても、朝水を飲む習慣を身に付けるといい、という話を聞いたことがあるかも知れない。

水は弱い電解質として化学反応の作用をしている。
H2O⇄H++OH-

25℃における上記の化学反応の平衡関係は以下の通り(要はほとんどが水分子の状態でいるっていうこと)
Keq=[H+][OH-]/[H2O]=1.8×10^-16

水のいい組成は溶解力が高く(水分子のクラスターが少ない。)アルカリ性で、(体液の粘性が低下する)酸素と炭酸ガスなどのガスが適度に含まれていること。

他にも炭水化物、脂質などがある。

炭水化物
①単糖:3~6個のCを含有
②オリゴ糖:単糖が2~10個
③多糖類:単糖が11個以上

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