大学と専門学校で出来ることはそこまで違わないと思う

カリキュラムは正直やっている内容は同じです。ただ、大学の方が学生への面倒見は色んな意味で良さそうな気がします。

大学には各教授の研究室があって、学年が挙がればちょうど文系のゼミと同じようにその中で教授の指示に従って研究をやってみるということが出来るようです。

また、大学が海外の大学と関係があると交換留学の制度で留学に行ったりも出来る様です。そのまま大学院に行く人もいます。

あとは、学校にどんなモダリティがあるかによって、出来る実習も変わります。CTがある学校、リニアックがある学校、透視撮影装置がある学校などなど様々あります。ただ、より最新鋭の技術が学べた方が現場に出た時に面食らわないだろうと思います。

実習を自主的にやらせる風土の学校、まずは座学で勉強してもらおうという雰囲気の学校など色々あります。中には、学会で発表されている専門学校の学生、大学の学生もおります。

その辺りは自分でこんな研究がしたいと思えば、学校を問わず出来ることだと思います。

例えば、学園祭で一つ上の先輩がデジタルとアナログのDSAについて紹介していました。シャウカステンに反転露光したフィルムをつけて、カテーテルを挿入した場合の動きをコマ送りで見るようなことをやっていました。今年は、体動に対する放射線照射範囲の誤差測定をシミュレーションするということもやっていました。

自分で問題設定をして調べる能力があれば、どこでも調べてみることは出来ると思います。

私の場合は、1年次に、TeamLabBodyの共同開発をされた阪大の菅本先生に突撃インタビューをしてみたり、現場に役立つ医療アプリケーションを開発するコンテストなどに参加していたので、どちらかというとヘルスケア、医療×IT、情報よりに興味が向くようになりました。

放射線技術学会の分科会に画像解析や医療情報を取り扱う分科会もありますので、近いことは出来ると思います。ただ、まだ技師として現場でそのスキルがすぐ生きるかというと難しい様です。企業就職は重宝されるみたいですね。

ともかく、今はFacebookやTwitterなどのSNSもあって、メールやメッセさえすれば専門家にいつでもアプローチ出来る環境にあるので、色々動いて試しに聞いてみたらいいと思います。

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