世界中のスマホで宇宙線を調べるプロジェクト


Gigazineに面白い話が載っていたので掲載。
出典:NASA Marshall Space Flight
空から降り注ぐ宇宙線をスマホで調べることが出来るプロジェクトが進んでいるそうです。

PANTONEのスマホがSi半導体を用いてγ線の線量を測定することが出来るのは知っていたし、FPDも半導体なので、スマホでも出来なくはないだろうと思いましたが、、

そもそも宇宙線って何だっけ?



超新星爆発を起源として地球にまで到達している粒子あるいは光子であると考えられています。主に陽子線が多く、中性子、π粒子、μ粒子、電子などで構成されています。
(14Cは宇宙からの中性子線により一定数存在している。反応は14N(n,p)14C この14Cの半減期5700年を使って年代測定が行われたりする。)

宇宙に関するさまざまな情報を把握する為に、この宇宙線を解析することで宇宙の謎の解明につながると期待されています。

<以下Gigazineより引用>
地球に到達するほとんどの宇宙線が太陽系内の強力な磁場によって進路を曲げられ発生場所の情報を失っているのに対して、100平方キロメートルあたり年1回しか降ってこない最高エネルギーの宇宙線は宇宙空間の磁場によって進路をほとんど曲げられることなく地球に到達するため「情報の宝庫」として宇宙空間の高エネルギー天体現象の解明に大きく役立ちます。

しかし、その希少性のせいで観測データが思うように集まっていないのが実情とのこと。
<引用終わり>


スマホで宇宙線が計測出来るとか胸が熱くなりますね。



そういえば、自転車で福島を走り回り、放射線量データをマッピングするプロジェクトもありました。

出典:Fukushima Wheel



<参考>
世界中のスマホで「宇宙線」を地球規模で観測するプロジェクト「CRAYFIS」(Gigazine)
Crayfis公式サイト
Observing Ultra-High Energy Cosmic Rays with Smartphones.pdf
炭素14(CNIC)
宇宙線とは(東京大学宇宙線研究所)
Fukushima Wheel

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