頭頸部の一般撮影は錐体と眼窩の位置関係を中心に考えられている。

部屋が汗臭くて、なけなしのファブリーズをかけた今日の夜。

くだらない話はさておき、先生直伝の頭頸部の撮影法を覚えるコツがあるそうです。

それがお題にもなっているのですが!

例えば、側頭骨の場合、錐体正面を見るステンバース、錐体側面を見るゾンネンカルプ、内耳道を中心に見るシューラー法、マイヤー法がありますが、どれも眼窩を外してみています。

ステンバース法は顎を引いて、カセッテに対してドイツ水平線を78°に、正中面を45°検側に傾けます。何故こんな中途半端な値なのか、、それは眼窩を外して錐体正面を見ることが出来るのがこの角度だからなんです

また、ゾンネンカルプ、シューラー法、マイヤー法も同じように眼窩を外していることが分かると思います。

また、副鼻腔は特に眼窩と錐体と重なり易いので、かなり鋭角(20°)から副鼻腔を覗き込むように撮影する(コールドウェル)か、副鼻腔が正面に映るように撮影するか、側面から撮影します。あとは情報量が多くて撮影法の定番とも言えるウォーターズ法でも撮影が出来ます。

ざっくりではありますが、これが一つの参考になれば幸いです。

(他の参考記事)
タウン法
蝶形骨と側頭骨は必ず覚えろ!

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