MED プレゼンテーション@日本科学未来館

昨年、MEDプレゼン2013に招待して頂き、見学しました。 計13名の方がこのMEDプレゼンで医療従事者として第一線で活動していることについて心からの熱い意見を交わしました。

このMEDプレゼンは、医療界で意欲的に活動されている人達を紹介し、医療について本気で考えるイベントです。途中まで書いて道半ばなのですが、知っておく必要はあると思い、掲載しておきます。


①五島朋幸先生(ふれあい歯科ごとう 院長):食べること生きること〜最期まで食べられる街づくり〜

・口腔環境を改善し口から食べてもらうことを目指して活動している。

・歯科医師として入れ歯をつけてもらう。口腔ケア、機能訓練といった活動をとってきたが、歯科医師としては限界がある。

・そこで、新宿という街を中心にして、口から食べられる環境づくりを進めていこうとしている。(新宿食支援研究会)

・新宿食支援研究会の主な活動は食を知ってもらう。食のネットワークを作る。食支援の活動で改善結果を出すことである。

具体的な活動はホームヘルパーさんに食事啓蒙をしたりSSK-O(食形態判別表)の作成、新食研勉強会、連携シートプロジェクト「そしお」調査班などの活動、ハッピーリーブス(地域食支援)、ミラクルズ(食支援マッサージ)、ファンタジスタ(食改善チーム)の活動がある。

新宿区は322802人住んでおり、19.7%が高齢者。63495人が高齢者である。チーム医療・地域一体型NST・多職種連携などで対応しようとするには限界がきている。口腔ケアによる患者さんの食事改善を「見つける、つなぐ、結果を出す」のプロセスでよいサイクルを作っていきたい。

この活動には介護職の方々の存在が欠かせない。Skill and Mindが分かる人としか連携出来ないだろう。

②田村佳奈美先生(かとう内科クリニック 管理栄養士)被災地福島から笑顔を!〜地域でのチーム活動〜

現在福島県いわき市でフリーランスの管理栄養士として活動している。以前は病院内のNSTチームとして勤務していたが、震災をきっかけに避難所での「食」の問題に直面したことがきっかけでフリーランスになった。

避難所の「食」の問題
・栄養の不足:パンやおにぎりなど炭水化物が中心の食事→エネルギー過多、タンパク質不足、ビタミン・ミネラル不足→動脈硬化・高血圧を招く要因に。
・地域コミュニティの問題:仮設住宅での生活→キッチンが狭い・自家製の食材で家族や近所の人々ともバラバラ、美味しくないし楽しくない

・J-MACさんなどと協力しての労災病院での活動
・様々なレベルでの食事支援(料理教室・PEPkids)
…カセットコンロでフライパンといった限られた条件で調理を行ったり。。楽しくてスタッフの方が笑顔になる。

食事は人を幸せにする力を持っている。これからも活動を続けていきたい。
(cookpad:管理栄養士かな)

(残り11人の登壇者がおりました。こちらも続きを書くかも知れない。)

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