最初の定期試験が終った。

専門学校に入学してから初めての定期試験が終りました。

ここで、これからの試験の乗り越え方とか、そういうことについて
触れていきたいと思います。

まず、放射線科で学ぶ科目としては、知識修得重視の科目と
知識応用重視の科目の二手に分かれます。

知識修得重視としては、解剖生理学・病理学・生物・写真学(撮影学基礎)などが
あります。これらは、それぞれの要素の関係性をインプットし必要に応じてアウトプット
しなければなりません。

それに対し、知識応用重視の科目としては、物理学、電機電子工学、放射線物理学などが
あげられます。これらはある程度の計算単位、法則、公式についての知識でもって、
様々な仮定状況に対する解を見つけ出す科目です。

そう考えると、この両者は相反するアプローチが必要になってきます。

ぶっちゃけ、理系出身の方の場合は、解剖で沢山いろんな知識を詰め込まなくてはいけない、というプレッシャーがあると思いますし、

文系出身者は、そもそも物理学とか電子工学とかやってないわけですからね。。。
一回の授業で覚えなくちゃいけないことが沢山あり過ぎて混乱するかも知れません。

そこで、

自分は、科目内で覚えなければいけない勘所をまずはその授業授業ごとに見つけることを心がけることにしました。

つまり、今の授業を先生から一つ一つ聞いて、ただノートを書くだけではなくて、
必要な知識の全体像から捉えて考える、ということです。

そもそも放射線技師になる為の勉強なので、全て放射線技師の仕事に関わってくるものばかりなのです。そこで、「実際、この知識は一体どこで使うんだろうか?」とか「そもそも、今は何の為にこれを学んでいるんだ?」という考え方が凄く必要になってくるのです。

この考え方がないと、ただ毎日雑多な知識を毎日詰め込んで家に帰るだけになります。でもそうじゃないでしょ??

私はAZEさんの発表会に参加して、そのあとの懇親会で色んな方と絡んだり、
大学教授に自分からアポイントをとってお話を伺ったりしてみて、やっぱり全部リンク
しているんだな、ということが分かってきました。

解剖生理学、病理学の知識は、画像診療の際に、どの部位が患部になっているのか?、神経や他の組織を傷つけずにどうやって外科治療すればよいか?といったことを考える上で凄く重要になってきます。

物理学や電子工学の知識も、MRI装置の取り扱いで何Tテスラで見たらくっきりと写るのかとか、管電圧はいくつがいいのか、とか機器を扱う上で必ず必要な知識が沢山備わっているのです。

そういうことを自分の頭で捉えて、考える力は技師に限らずどの職業につく時にも必ず
持っていなければならないスキルだと思います。

なので、通り一辺倒の勉強でなくて、実学としてきちんと修得していきたい、そう改めて思いました。

専門学校に入学する前に知人から紹介頂いた野口悠紀夫の『超』勉強法が非常に
有効だと思いますので、ご活用下さい。

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