放射線技師界隈の職業選択

・教育機関について

放射線科は専門学校と大学に分かれます。
最近では大学で放射線を学ぶケースが増えてきているようですが、
3年で専門課程を学び、資格認定を受けられるのが専門学校の特徴です。
そういう学校として昔から認定されてきたという背景があるのだと思います。

ただ、大学の学士を持つか、専門学校で1年早く資格をとるかは、微々たる問題ではないかと思います。

というのも、実際資格を持っている人しか放射線技師として仕事ができないので、そこからのキャリアステップをいろいろ考えたら、やっぱり対人評価が高い人の方が認められ易いんじゃないかなと思う訳です。(また、医療現場は、クローズドなコミュニティであるので、その人の評価が色んなところに響いてくる。)

・最初の職場はまずは臨床につこう

資格をとったら、まずは臨床現場で実機を扱う、画像診断をする、という実務を3〜5年くらいはしっかり経験しておいた方が、その後の放射線キャリアにつながると思います。

企業の営業技術をするにしても(GEや東芝、シーメンスといったところ)、実機をみて「これはこういう感じで使うタイプの機械ですねー」的なことを言えることが前提なので、バックグラウンドの知識、実体験は必須です。

また、病院勤めをしながら、大学院で夜間の研究をして、論文を書く人もいるようです。コンスタントに学会に論文発表して、その道で評価してもらうと大学のポストがやがて見えてくるとか。。大学を出た人ならば、自分の母校の大学院に帰るというケースもあります。ただし、それもやっぱり現場の知識が必要になってきます。

・仕事に付随する資格

放射線取り扱い主任者(第一種・第二種)や、医療情報管理士があります。

診療に関係なく、放射線を扱う仕事に関係する放射線取り扱い主任者の資格は、余力があるうちに学生の時から試験を受けてみたらいいと思います。

8月夏くらいに試験があるらしく、放射線物理の分野などで受験科目がかぶっているので、勉強は無駄になりません。

また、病院でアーキテクトなことをしているのは、放射線技師なので、医療情報の管理も放射線技師の人がやっているケースもあるそうです。

医療情報の管理も民間資格があり、今のうちにとっておけば将来的には国家資格になるのでよいと言われています。

僕自身も参考書を買っているので、頑張ろうと思います。

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