医療従事者としての診療放射線技師の立ち位置

社会的背景
「チーム医療」の考えのもと、他部門との相互連携。

医療従事者がお互い対等に連携することで患者中心の医療を実現しようという医療環境モデル。外科と内科などの医局間の壁を完全に取り去り、医療従事者それぞれの立場からの提言を互いにフィードバックしながら医療を行う:wiki参照

実際に働き始めている医療関係者や臨床実習者から聞いた話だと、各科ごとの連携はあまり無い状況で、もっともっとお互い連携をとりあっていけたらいいのにね、という話にはなっているみたいです。実態がどこまで進んでいるのかは実際のところまだ分かりませんが。

因に厚生労働省の「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ(WG)」という話し合いの場でも、診療放射線技師の業務範囲の見直し案が提示されているようです。(参考リンク:株式会社メディカルブレーンのサイトより

②高齢化社会の到来による医療と福祉の関係見直し。(人の平均寿命が長くなる。慢性疾患を患う高齢患者が多い中、ライフケアと医療行為の境目が無くなりつつある。)

③病院の機能分類
医療法の改定(1988年、1992年)

5つの機能分類
特定機能病院:高度な先端医療を提供する医療施設(大学病院など医療技術や医学の研究機能も持ち合わせている)
一般病床:一般的な診療を提供する医療施設
療養型病床群:長期の慢性疾患を主に診療する医療施設
介護老人保健施設:病院と老人ホームとの中間的な機能をもった施設
(医療と福祉の連携)
診療所:比較的規模の小さい開業医による診療施設

目的
・病気の証拠を特定する。(画像から診療放射線技師は病因を見立てることが出来る。ベテランと新米では全然違うのだとか。。)

証拠を特定することにより、医療診断を円滑にする。

手段方法
・放射線画像撮影

X線撮影
…フィルムに放射線を感光させ、潜像を作り、現像する。
(フィルムは両面にハロゲン銀の入った乳剤が塗られており、露光することで
銀が反応して像を作る)
→放射線写真学で勉強する。

CT(コンピューター断層処理)
…放射線を用いて物体を走査し、画像をコンピューターで演算処理する。

MRI(核磁気共鳴画像法)
外部静磁場に置かれた原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用する核磁気共鳴(NMR)を利用して、生体内の情報を画像にする。
→電気電子工学では電磁工学において、化学、物理学では、原子核、電磁波について勉強しておくことが必要。

MRIの仕組みって、何故これで画像が撮れるのか不思議だというくらい原理が摩訶不思議らしい。。

検証フィードバック方法
病理の特定


コメント

このブログの人気の投稿

ポジトロン核種・サイクロトロン核種の覚え方

GM計数管のプラトー特性:スケーラーを使って

体表指標