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真っ当な診療放射線技師になるためには何が必要か

まず大切なのは、 「その場その場の状況に臨機応変に対応する能力」 です。 例えば、飲食店のホールはあなたは得意ですか?僕はあんまり得意じゃありませんでした。 おそらくですが、飲食店のホールが得意な人、忙しくても混乱せず対応できる人は、診療放射線技師の現場にも向いているような気がします。 もし、あなたが勉強熱心でも、この能力が足りないと現場で輝くことは難しいと思います。 次に、 「回りの仕事仲間と協力する能力」 です。僕は、何でもかんでも1人でやろうとする癖があり、それが悪い方に出てしまうことが、現場では多かったです。 なので、病院の中で、「自分が今の状況でできることは何か」を客観的に見ようとするようになりました。そして、手が足りないところへサポートに回る癖をつけました。それでも、まだまだ足りないところは多かったですが、 技師以外の仕事でも、この視点は役に立ってきたと思います。 仕事に慣れてきたら 「何を根拠にこの検査を行っているのか」 という視点が必要です。そうでないと、仕事はテキパキこなせるけど、あんまり考えてないなと思われてしまいます。 だからこそ、普段から解剖の勉強だったり、検査に関する勉強だったりが必要になると思います。 僕は、一つ目の能力が足りなかったので、とにかく頭で勝負しなきゃと思っていたのですが、結局空回りして、上手くいきませんでした。でも、一生懸命考えてよりよい撮影をしようと考えていました。 でも、やっぱり緊急事態になると僕は人より余裕がなくパニックになってしまいます。血管外漏出とか、その場で患者さんが急変してしまった場合とか、いろいろケースはあるのですが、 「これ、同じ状況になったら、本気で無理だ」と思うことが僕は何回もありました。 向き不向きはあると思います。 もし、現場が厳しいなと思っても、このブログのように経験したことを発信したり、現場以外で活躍する、ということもできると思います。 無理だなと思ったら、諦めよう。でも、諦める前に精一杯頑張ってみよう!

診療放射線技師→採用人事→エンジニアと渡り歩いた30代男性が語る転職活動の方法

 転職したいと思った時、何から始めたらいいか分からない方多いのではないでしょうか。 ・自分が何をやりたいか/やりたくないか ・自分が向いている(やりたい)と思う仕事ができる職場はあるのか ・条件交渉とかどうやったらいいか分からない そんな場合は、まずエージェントに話を聞きに行くのがよいです。問い合わせると無料相談してくれます。試しに、株式会社エス・エム・エスが担当している診療放射線技師求人ドットコムを見ていきます。 https://www.jinzaibank.com/hjb/ 所定の フォーム から連絡を取ると、専任のキャリアパートナーが後日メールか電話で連絡をします。そちらに対応して、「いついつの時間で転職について相談したいです」とお話しすると、相談に乗ってくれます。 サービスの流れを見ると、以下のように書いてあります。 放射線技師人材バンク」は厚生労働大臣認可の人材紹介サービスです。完全無料でご利用いただけます。 なぜ無料なのかと、このサービスは、人材を採用したい企業、医療機関などが成果報酬を支払う仕組みになっているからです。「採用が決まると、年収の~~%のお金をお支払いする」という契約形態になっています。 より、込み入った話をすると、エージェントの中にも、CA(キャリアエージェント:転職相談に乗る人)、RA(リクルートエージェント:企業の採用相談に乗る人)という二つの役割があり、大手は別々に対応している場合がありますが、同じ人が両方担当している場合もあります。 転職が成功してくれないとこの人たちも困ってしまうので、真剣に対応してくれます。ただ、転職を斡旋する立場はあるので、最後にどうしたいかは、自分でよく考えた方が良いと思います。 そういえば、転職サービスのサイトにたまたま、まとめられてましたw http://jobthrough.com/rt/contents/oyakudachi/blog_rt 自分にあったサービス、担当者がいいなと思ったサービスを活用すれば良いと思います。

今の職場を辞めたいと思ったら

知り合いの結婚式二次会で、「私、技師になりましたよ!」と言ってくれた友達がいました。まずは無事に就職出来て良かったなと思いましたが、 今の仕事先が激務でいつまで今の仕事場で働くかも考えているとのことでした。 CTとMRIの検査をひたすらこなしていく医療機関のようで、その分野の検査のスキルは身につくが、次にどのモダリティをやりたいかなどは、まだ深く考えられていないとのこと。 <今の職場で活躍出来ているなら、まず3年くらい頑張ったらいい> キャリアについて深く考えられないのは、新卒1年目では当たり前だから、気にしなくていいんじゃないかなと思います。むしろ、今その現場で活躍出来ているのなら、まずは仕事を任せてもらえているなら、3年くらいは頑張るといいことがあるんじゃないかと思います。 「3年」にこだわる必要がない、というのは本人がどんなキャリアを歩みたいかによります。採用側からすれば、「3年勤めている」ということは履歴書の一つのポイントになる訳です。定着率が高いかどうか、すぐ離職しないかどうかは大事ですからね。 各モダリティの基礎的な検査をまず「こなす」ことが出来る人って貴重です。自頭が良くて色々知っていても、現場には色んな人が来て、時間内に限られた人数で撮影をこなさないといけないので、てきぱき動ける人は戦力として欲しいと思います。 前職の先生・上司も最初が激務の職場でもまれて、8年くらいかけて一通りモダリティを担当してから、たまたま自分が活躍出来るモダリティを見つけて、業界で有名になったと聞きます。本当に色々な企業の方が営業に来られ、新しい技術を積極的に取り入れていました。 最初の経験がベースになって、次のキャリアへステップアップ出来たのです。 専門学校の先生にも 「まず5年は臨床経験した方がいい」 と言われましたが、それは正しいと思います。 <もし、そこまで頑張れないなと感じたら> しかし、そこまで頑張れない、もう限界だという人もいるでしょう。例えば人間関係。離職の原因の大半は人間関係にあると言いますが、技師の職場は本当に人数が限られているので、毎日その人達と顔を合わせるのか、と思うと嫌な気持ちになるのだとしたら、辛いでしょう。 これは、技師に限らず、どの職種でもありうることですが、技師は特...