まだまだCADが日本で普及するのは先のようだ
昨日第8回次世代コンピュータ支援診断ソフトウェア臨床使用・評価プラットフォーム研究会という会に途中参加してきました。
<何故参加したのか?業務の自動化が進みコンピュータにやらせる仕事が増えるのではないか?>
薬剤師さんが12分で処方箋から必要な薬剤をまとめ梱包している業務もどんどん自動化されているそうです。人がやるより機械にやらせた方が人件費を削減出来、会社としての売上げも上がる。今後どこでも人が出来ることを機械に代用させるようになるでしょう。
撮影の方法がどんどん自動化されている中で、放射線技師が行う業務の幅も小さくなっていくのではないか?
そう思い、ならば、実用化される前に先にCAD(コンピュータ支援診断)について触れておき、いつ導入され始めても大丈夫なようにしておこうと思って参加してみました。
<CADの仕組み>
CAD(コンピュータ支援診断)自体は昔から研究されてきたテーマですが、コンピュータの処理能力が高まる中で、技術的にはいつ実用化されてもおかしくないと思います。
また、CADといいますが、あくまでコンピュータに診断の補助、支援をしてもらっていて、実際に診断を行うのは人が行います。
今回の研究会では、脳動脈瘤や肺結節など比較的症例の多いものに焦点を絞っており、
3T MR装置で3D-TOF法によって撮像された頭部MRA画像や、MDCT装置で撮像された胸部CT画像などを用いて支援診断を行います。
CADのベースとなる技術は機械学習というものです。機械学習とはコンピュータがデータの中から役立つルールや判断基準を見つけ出すことです。
これを応用すると、例えば、あるしきい値をもとに、結節であるとか瘤であるといった確定診断が行い易い病変に対して、病変(TP)と間違い(FP)をコンピュータが判断してくれるので、人が読影や診断がやり易くなるのです。
<日本ではまだまだ"今迄通り"の方がコストが少なくて済むのかも知れない>
問題は、恐らくどう導入していくかでしょう。まず、自分達の病院で導入する為には、倫理委員会に通さなければいけない。それから実際に導入して、導入前との経時的な変化を見る為には、ある程度期間が必要です。その為のソフトウェアの導入コスト、業務コストを考えると尻込みしてしまうのかも知れません。
海外だとどれくらい普及しているのか、気になります。どうなのでしょうか。。?
因みにGithubでCADのプログラムソースが公開されています。
DARPAロボコンで勝利した日本のヴェンチャー企業が、グーグルに買収された理由(Wired 2013/12/23)
<何故参加したのか?業務の自動化が進みコンピュータにやらせる仕事が増えるのではないか?>
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| 出典:panasonic |
薬剤師さんが12分で処方箋から必要な薬剤をまとめ梱包している業務もどんどん自動化されているそうです。人がやるより機械にやらせた方が人件費を削減出来、会社としての売上げも上がる。今後どこでも人が出来ることを機械に代用させるようになるでしょう。
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| 出典:flickr |
撮影の方法がどんどん自動化されている中で、放射線技師が行う業務の幅も小さくなっていくのではないか?
そう思い、ならば、実用化される前に先にCAD(コンピュータ支援診断)について触れておき、いつ導入され始めても大丈夫なようにしておこうと思って参加してみました。
<CADの仕組み>
CAD(コンピュータ支援診断)自体は昔から研究されてきたテーマですが、コンピュータの処理能力が高まる中で、技術的にはいつ実用化されてもおかしくないと思います。
また、CADといいますが、あくまでコンピュータに診断の補助、支援をしてもらっていて、実際に診断を行うのは人が行います。
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| 出典:Wikipedia |
今回の研究会では、脳動脈瘤や肺結節など比較的症例の多いものに焦点を絞っており、
3T MR装置で3D-TOF法によって撮像された頭部MRA画像や、MDCT装置で撮像された胸部CT画像などを用いて支援診断を行います。
CADのベースとなる技術は機械学習というものです。機械学習とはコンピュータがデータの中から役立つルールや判断基準を見つけ出すことです。
これを応用すると、例えば、あるしきい値をもとに、結節であるとか瘤であるといった確定診断が行い易い病変に対して、病変(TP)と間違い(FP)をコンピュータが判断してくれるので、人が読影や診断がやり易くなるのです。
<日本ではまだまだ"今迄通り"の方がコストが少なくて済むのかも知れない>
問題は、恐らくどう導入していくかでしょう。まず、自分達の病院で導入する為には、倫理委員会に通さなければいけない。それから実際に導入して、導入前との経時的な変化を見る為には、ある程度期間が必要です。その為のソフトウェアの導入コスト、業務コストを考えると尻込みしてしまうのかも知れません。
海外だとどれくらい普及しているのか、気になります。どうなのでしょうか。。?
因みにGithubでCADのプログラムソースが公開されています。
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| 出典:Github |
この技術自体はとても素晴らしいものなので、応用して普及し易い形にマーケティングすると化けると思いました。(東大さんは特に技術回りが本当に凄いので、あとは売り込む人がいるとSCHAFTのように誰も勝てない最強チームになります。)
DARPAロボコンで勝利した日本のヴェンチャー企業が、グーグルに買収された理由(Wired 2013/12/23)
追記:そういえば、学校の先生にも伺いましたが、CADは一回機械に部位の抽出をかませる分、まどろっこしいと思われるみたいですね。。
<参考記事>




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