糖尿病は患者さんが治療を行うもの。地域に患者さんがいる。地域連携システムを作る。(HUB TOKYO)

 ヘルスケアハッカソンに参加しています。その際に伺った話をまとめておきます。(こちらはメモ書きみたいになっているので、もっと分かり易く知りたい人はこちら)

そもそもハッカソンとは?

ハッカソンは何かをパソコンで開発する(Hack)する+マラソン(Marathon)の合語で、要は新しいアプリケーション等を開発する時って沢山の人が一緒に頭を使って一気に時間をかけてやった方が効率がいいから、みんなで集まってマラソンみたいにハックしようよという試みです。

今回のテーマは「糖尿病」をいかにアプリ(アプリケーション)の力で解決出来るか?ということです。

 糖尿病は合併症が重要で、それ自体は静かに進行するので患者自身も自覚症状がありませんが、それが原因で起こる神経障害、網膜障害、腎障害(しめじの順番に発生するそうです)、また、動脈硬化による脳血管梗塞、心筋梗塞、動脈瘤などが問題になります。

 放射線技師の場合は、既に進行してしまった動脈硬化をCT撮影してMIP画像で診断したり、動脈塞栓をIVRで透視下で手術するのを裏でサポートしたりという業務があると思いますが、そこまで重症化する前に本当なら、一次予防のフェーズで守らなければいけないでしょう。(沢山お菓子をほおばりながら)

以下現場で聞いたことを箇条書きでまとめておきます。

①古川さんのお話

ヘルスケア×医療が今後需要が増える。
地域医療:これだけお医者さんが外来で大変なのに、これ以上動いていくのは大変。


これまでの医療は診療体型の中で動いてきたもの。外部サービスとして動いてくには商業ベースとして考えなくてはならない。


医師達は医療系コミュニティの中で完結している。外部の血をいれることがなかなか出来ない。


ヘルスケアハッカソンは異業種の人間を集めてハッカソンをやっている。


医療系ハッカソン:H@cking Medicine Applicare Health2.0  Startup Weekend Healthcare


2014年3月medizine北米視察レポート
Mayo Clinicがあるだけの地元民。主従関係なく、しっかりとフラットな立場で話し合って協力していくことが大事。


医療デザインセンター@名古屋


医療×デザインの動き
・医療デザイン研究センター@名古屋:3Dプリンタ、アプリ開発など


・Mayo Clinic:ミネソタにある権威ある医療機関。いろんな分野の医療関係者が集まるよ。
Mayo Clinicより

blueprint Healthbox ROCK Health: Y Combinator型の事業支援。


②中野先生:社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス(埼玉幸手、杉戸地域中心)





糖尿病診療における心理社会学的側面


糖尿病治療の98%は患者自身によって行われている。


<患者心理>



・健康で幸せに暮らしていきたい。
・やる気がない。わがまま。やる気がない。
・患者の行動変容によって治療が進行する。


例:言うことをきかない女子→彼氏が出来る→考える感情が変わる
→糖尿病の治療もうまくいきはじめる
1日1400kcalの食事の指示→良好な自己管理への障害→糖尿病の治療もうまくいかない


→考える感情に訴え、きちんと協力関係を築けば、患者の自己管理はし易くなる
→治療決定のプロセスをもっと一緒に考えよう!


患者さんが自分の病状を発信するPatientslikeme
米国で既に数百万人の会員数に。ビッグデータ販売でマネタイズ。



An approach to link psychological issues into Medical care
患者さんの心理社会的アプローチが重要。参入障壁。


・患者さんは治療に疲れている。
治療検査→意味付け→抑うつ→抑うつは様々な身体影響を与える


・検査結果を自分のものとして実感しなくてはいけない。自分ごとでない。。援助者を
身近につける必要がある。「奥さんに言ってくれ〜」ではだめだ!


・糖尿病を治療して健康になっても喜んでくれる人はいない。
・糖尿病警察:あなたが好む好まざるとに関わらず、治療を援助したがる人間がいる。→だんだんめんどくさくなる。
→ストレスによる人間関係が問題化(介護に似ている。)


家が病院から遠いと医療へなかなかアクセスできない



健康の社会的決定要因
病院から家が遠いことも問題になりうる
LifeCycle:誕生→思春期→高齢期(老年期)


老年期:統合と喪失
よりどころになるものが無くなる。
社会的、財産的喪失


適応力が破綻すれば、Depression:笑顔な人は特にやばいかも。
→夜眠れてますか?頭の決断、楽しいと思えないなど。消えてなくなってしまいたい。
→大変だったねというとせきを切って泣き出す。(分かってくれる人がいるかどうか)


最初に患者さんとあった時、何を伝えますか?
→あなたは糖尿病と診断されました。治療と定期的通院を必ず続けて下さい。
ちょっとがん、ちょっと妊娠?ちょっと糖尿病は治療の対象、ちゃんとした病気。
→ちゃんと治療すれば、何も起きない。インスリンは早くやって早くやめる。





糖尿病手帳を使いましょう。
糖尿病はHbA1cという目安となる検査、合併症の進行という目安。基本的なことを教えてあげないといけない。糖尿病患者さんの血糖値は目標値。(普通より厳しい基準になっている)


合併症はある日突然起こる。眼が見えなくなる。グレード1~5、3とか4でも「大丈夫」と言ってしまう。あなたはどの状態なのか?きちんと説明することが必要。


健康的な食事をする。今の体重を5~7%を減らす。もっと運動する。薬を変えるまたは増やす。インスリンを使う→一番最後の目的を示そう。治療経過が複雑で難しい。


2004:第1次医療崩壊:医療崩壊、医療訴訟などの問題が発生する。医師の自殺、追い込みが行われる。今後も高齢者の数は増えていく。
→地域完結型医療にシフトしていくひつようがある。


医療介護サービスの受給マッチングのミス。地域恊働。


地域医療支援システム「とねっと」





IDカードによって医療情報をどこでも確認することが出来る。


医療機関同士の連携だけでは無理で市民が参加する必要がある。
とねっとなら昔とったCTの画像をすぐデータベースから確認することが出来る。


電子情報を事前に患者さんに知ってもらえれば、
診療をどうしていくべきかについてより時間を割くことが出来る。


医師達の高い意識がないとなかなか出来ない。


健診受診出来ない。異常あり。個々の医療で解決出来ないことを解決出来るスキームがないといけん!


医療介護人材の問題だけでなく、地域連携不足。


出典:厚生労働省



2025年問題:老化・、慢性疾患・関連リスク→地域コミュニティのおせっかいが誰もいない、地域にいる患者さんを救うことが出来ない。。これを全て一つにしようとする「地域包括ケアシステム」を進めていこう!→どうやってw


枠組みが出来るとこういうことができるのではないか?というのが出てくる。
健康生活アセスメント、コミュニティカフェ運営、etc


→地域コミュニティでなければ、解決できない問題がある。



Q糖尿病患者は実際どれくらいの時間をかけて診断、啓蒙を行っているのか?

A2ヶ月に1回5分の検査でチェックしなければいけない。(1人30分かけたい)全員でないが、つまずいている人に対しては、看護師さんとのコミュニケーションを行える。必要な診断、治療を行うことが重要。腎機能の評価などもしっかりやっておく必要がある。

Qとねっとはどんなセキュリティ、データを使っているのか?

A:SS-MIXとHL7という二つのシステムがある。医療データ(客観的データ)はセキュリティ上一番低い。患者さんに対する医療従事者の評価が医療情報でもう少しセキュリティレベルが高い。とねっとはSS-MIXという形式を使ってサーバーに収容しているが、あくまで補助的な要素で、それがないと電子カルテが見えないといった形にはしてない。

Q:変える、行動変容するコツは?

A:変えようと思うな!その人から情報を引き出していくことが重要だ。

Q:糖尿病って増えてるの?どうしたら一次予防が出来る?

A:800~900万人いると言われるが、健診50%程度なのであくまで推測値。以前は690万人といっていたので、確実に増えている。一次予防はモチベーションが低い。糖尿病患者のフェーズが全体として罹患してしまっている人がほとんど。なので、いかに重症化しないようにするかが重要。発症予防が失敗しているが、本当は発症予防をしっかりするべきだ。

コメント

このブログの人気の投稿

GM計数管のプラトー特性:スケーラーを使って

体表指標

ポジトロン核種・サイクロトロン核種の覚え方