学校の授業だけでは、放射線技師にはなれないのではないか

試験対策を授業ノートを沢山書いて準備しました。

ある先生は沢山素振りをすることが上達し、知識を得るのに必要なことなのだ、と言いますが、野球のルールブックや技術本を見ながらDVDを見ながら素振りをして上手くなる人が何人いるでしょうか?お父さんと公園でキャッチボールして野球がうまくなるのでしょうか?

また、プロ選手の試合を見て憧れて野球選手を目指すこともあるかも知れませんが、それにしても、やっぱりそれを体系化して教えてくれ、自分で真似て覚える環境が無ければ自分で技能修得することも出来ないんじゃないかと思うのです。

私の場合は卓球を中学校から始めていて、その時は誰も卓球を教えてくれる人がいなかったので、卓球王国という雑誌などを見て、何となく参考にしていましたが、大学に入って、インターハイに出場したことのある選手達がごろごろいる中でもまれてみて思ったのは、私が中学高校まで「素振りしていたあれ」は卓球では無かった、という実感だったのです。

ところが、基本的に、どんなレベルの学校であれ、授業というのはどうしても「ルールブック」や「技術本」の域を出ないと思います。国語の教科書は日本文学のさわりを示しているに過ぎないし、社会科の教科書は本当の歴史観をそのままでは教えてくれません。YouTubeのvideonews.comを見たりした方がためになります。

英語の場合は、沢山時間掛けて勉強しているのに、全くしゃべれない、あるいは苦手意識を持つ人が多いように感じます。私の場合は、学校の授業で買った英語教材を中学高校とひたすら暗唱したり、ディクテーションしていたおかげで、簡単な英語くらいは話せるようになりました。

つまり、本当にある一分野の専門的知識や技能を修得するには極めて足りないし、自分で得られた知見を高めていくきっかけもなかなか掴めないまま、、何となくサラリーマンになってしまう人が多いのではないでしょうか。。

放射線技師になるのだって、3〜4年ルールブックや技術本を見てそれをひたすら素振りするだけでは絶対分かりっこないです。それがどんな意味を持ちどんな文脈を持ち、どんんな身体的関係性(アフォーダンス)を持っているのかが分からなければ、実際現場に立って単純写真やCTやMRIやDSAや超音波など色んなモダリティが扱える訳が無いですよね。振るバットが毎回違うんですから。。。

しかし、学校の授業で教わったことが軸になっていることも分かります。また、試験がある種の理解度を示しているとも思います。。

なので、可能な限り外のイベントに参加して知見を得るようにしています。

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